電力自由化で売電先を新電力に変更するとどうなる?
新電力へ売電先を切り替えた場合のメリット
新電力へ売電先を切り替える際に出てくるデメリット
1,高圧・メガソーラーは費用がかかる可能性がある
2,売電料金の支払い期間が長くなる可能性がある
3,電力を買い取ってもらえない場合がある
これらのデメリットについて詳しく解説していきます。
1,高圧・メガソーラーは費用がかかる可能性がある
・メーターの交換
・売電量監視システム
メーターの交換にかかる費用は50,000円程度と言われています。しかし、電力会社によってメーターの交換代が異なるので、よく細かい部分の説明もチェックしておきましょう。
高額なのが売電監視システム
メーターの交換代なら、なんとかすぐに元が取れそうな気が済ます。しかし、売電監視システムの価格は30〜50万円と決してお手頃価格ではありません。分割払いを導入している新電力もありますが、いずれにせよ高圧・メガソーラーの太陽光発電のシステムで発電している場合はよく考えて導入スべきと言えるでしょう。
2,売電料金の支払い期間が長くなる可能性がある
3,電力を買い取ってもらえない場合がある
・電力会社のエリアによって買い取ってもらえない
・電気の容量によって買い取ってもらえない
これら2つのケースについて詳しく解説していきます。
電力会社のエリアによって買い取ってもらえないとは?
以下のように、電力使用量が多いエリアでは、問題なく新電力でも買い取ってもらえます。
・東京電力
・関西電力
・中部電力
・九州電力
しかし、これらの地域以外の電力使用量が少ない地域では、電力自由化後の新電力では買い取ってもらえない場合があるようです。電力自由化がなされたからといって言葉通りに、全ての地域で新電力に太陽光発電で発電した電気を買い取ってもらえるわけではありません。
電気の容量によって買い取ってもらえないケースとは?
また、電気の容量によって買い取ってもらえないこともあります。新電力では、低圧を中心に買い取っている会社や、高圧を中心に買い取っている会社など、各社特徴があります。また、一定の容量以上の電気でないと買い取ってもらえないケースや、逆に一定の容量未満の電力でないと買い取ってもらえないケースもあります。
述べてきた通り電力自由化によって、単純に高額で買い取ってもらえるからといって売電先を変更するのは危険です。まずは、自宅の太陽光発電のシステムが低圧なのか高圧なのかを把握していない方はしっかりと確認しましょう。また、自分が住んでいる地域には電力を買い取ってくれる新電力があるのかどうかや、新電力ではどういった条件で電気を買い取っているのかのチェックも必要です。