電気料金の二重払いを防いで無駄な出費を抑えよう!
電気料金を二重に支払ってしまったという経験はありませんか?
手元に振込用紙がたまって何月分まで支払ったかわからなくなる場合や、引っ越しのときの切り替えがうまくいかずに二重払いが起きるといったケースもあります。
このように間違えて二重払いしてしまった場合の電気料金はどうなるのか、二重払いが起きる原因や対処方法とともにお伝えします。
■二重払いがおきる原因
これには大きく2つのパターンが考えられます。
●支払期限が過ぎて振込用紙が再度送られてきた場合
もっとも多い原因がこれではないでしょうか。
電気料金は毎月の検針日から数えて30日後が支払い期限です。
振込用紙での支払いにしている場合は、検針日から数日後にその月の分の振込用紙が送られてきます。
しかし、何らかの理由で支払いを忘れていて支払期限が過ぎると、電力会社から再度振込用紙が送られてきます。
この期限が過ぎるか過ぎないかのタイミングで家族の誰かが代わりに払っていた場合や、もともとあった振込用紙で電気料金を支払い、再び送られてきた振込用紙を次の月の分だと思いこんで払ってしまうと、複数回に渡って支払ってしまうということになるのです。
同じ月の電気料金を別々の振込用紙で二重に支払いをしても、コンビニでエラーが出たり、郵便局や銀行で払う時点で止められたりといったことはありません。
二重払いになってしまってもそのまま処理されてしまうため、その場で気づくことも難しいのです。
●引っ越し前と後の両方で払っている場合
今度は、引っ越しのときの手続きがスムーズにいかずに二重払いが起きてしまうケースです。
まず、一人暮らしなどで引っ越しをしたとします。自分名義で契約している場合、通常は引越し前に電力会社に連絡して、引っ越す日までの日割りにして電気を止めます。
そして引っ越し先で新たな契約を結んで、電気を使い始めます。
しかし、引越し前の部屋で電気料金を口座振替にしていた場合、何らかの理由で解約の手続きが行われないと、引っ越してからも前に住んでいた場所の電気料金を払い続けるということが起きます。
実際にこのようなケースは多く報告されていて、払ってしまった分は返金もしてもらえません。
もしすぐに次の入居者が済み始めたとしても、引っ越し直後は振込用紙での支払いが基本のため、1〜2ヶ月間は自分も相手もその事実に気づかないことが多いのです。
自分がもう住んでいない部屋の電気料金を払い続けるなんてバカバカしいですよね。
このようなケースに巻き込まれないように引っ越し時の電気の解約手続きは確実に行うようにしましょう。
■二重払いしたお金はどうなる?
差額があればさらにその翌月に繰り越され、逆に足りなかった場合は差額分だけを支払うことになります。
二重払いが起きると基本的には電力会社でもそれを把握し、払った分は自動的に翌月分に充てられることになります。
しかし、二重払いをしたかどうかは本人も曖昧なケースが多いため、電力会社に電話して確かめると確実でしょう。
■二重払いを防ぐ方法
しかし、何度も同じようなことが起きてしまうと自分が何月分まで支払ったのがわからなくなる恐れがあります。
では、二重払いを防ぐにはどのような方法があるでしょうか。
●領収書を保管しておく
振込用紙で支払いをしている場合は、コンビニや郵便局で支払うとはんこを押された控えがもらえるはずです。
これらの控えは領収書がわりの証明として使えるため、毎月分を保管しておくことで払い忘れを防ぐことができます。
直近の領収書を、部屋で目につきやすい場所の壁に貼っておいてもいいでしょう。
家計簿をつけている人なら、電気料金の項目に明細をつけておくのもおすすめです。
●口座振替にする
二重払いが起きるのは、支払い用紙が手元に何枚もたまることが大きな原因です。
そのため、支払い方法を口座振替に切り替えてしまえば、毎月の電気料金は確実に引き落とされます。
こうすれば二重払いを防ぐことができます。
口座振替の申し込みには、専用の申込用紙が必要です。
窓口に取りに行くか、電力会社に電話をして郵送してもらいましょう。
申し込みから実際に切り替えられるまでは1〜2ヶ月かかり、その間は今まで通り振込用紙で払うことになります。
なお、口座振替にしても口座にお金がなければ引き落としができないため、その場合は振込用紙が送られてくることになります。
こうなると再び複数回支払ってしまう危険があるため注意しましょう。
■二重払いが起きない工夫をして未然に防ごう
口座振替やクレジットカード払いに変更を行って、毎月の電気料金を口座に入金しておくクセをつければ二重払いを防ぐことができるのでおすすめですよ。