新電力を比較する際のポイント

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新電力との契約前に!比較する際に抑えるべきポイントを教えます!

比較で迷う女性
新電力会社を比較検討する際は慎重に行うようにしましょう
これから始まる電力自由化で新電力会社に乗り換えようと思っている方はたくさんいらっしゃると思います。
しかし電力自由化で新電力会社として登録されている企業はすでに 800社を超えているとされています。
ただでさえ新しい制度のことを覚えなければならないのに、そんなにたくさんの企業の中からどのように会社を選ぶとなるとかなり大変ですよね。
そんな人のために今回は新電力会社についての簡単な仕組みと新電力を比較検討する際に抑えるべきポイントについてご紹介したいと思います。

新電力会社はなぜ安く利用できるの?

電気とお金
電力自由化でこれまで地域ごとのみだった電力会社だけでなく新電力会社を新しく選べるようになります。
電力市場に新規参入を果たした各企業はいかに 低コストで電力を販売できるかに心血を注いでいます。

なぜ低コストで新電力会社が利用できるのかというと、これらのような企業は従来の電気販売の売り上げのみに依存していた一般電力会社とは異なり、メインとなる事業を既に持っている会社だからです。
運営にかかる全てのコストを電力販売のみで賄う必要が無く、会社の利益となる分のみで賄えるため必然電気代も安くなるというわけです。
また電気の品質も各企業ほぼ変わらないので、品質勝負でなく価格で勝負しないと他の会社と比較された際に顧客の獲得が難しくなります。

このように新電力会社は他の会社とのサービス内容に差を付けなければ、比較競争に勝つ事ができないためコストを安くできるようしのぎを削っているのです。

新電力の比較ポイント1:セット割でじっくり検討すべし

電力自由化で電気料金が下がると言われていますが、ただ乗り換えるだけでは電気料金の値下げに繋がるとは言えません。
新電力会社には電気以外のサービスを一緒に利用することで総合的に料金設定を下げることができる <セット割>サービスを提供している所があります。
このセット割でよく使うサービスと上手く電気代を組み合わせられるかが、電気代をお得にできるかの分かれ目になりそうです。

反対にセット割を申し込みして電気代を下げることはできても、もう一つのサービスを利用しなければ結局意味のない出費となってしまいます。
新電力会社を比較するときにはサービス内容にセット割があるか否かだけでなく、一緒に利用するサービスが無駄にならないかをしっかりと考えて検討しましょう。

新電力の比較ポイント2:ポイントサービスの還元率をチェック

これまでの電気料金は毎月支払いを行うだけでほとんど出費としての認識しかありませんでしたが、これからは支払いの分だけ還元されるポイントサービスが利用できるようになります。
ポイントサービスを提供している新電力会社ごとにポイントの還元率が異なります
電気料金のコストを下げるサービスのほかにもこうしたポイントサービスに力を入れた新電力会社も登場してくるでしょう。

新電力会社に乗り換える際はクレジットカードを比較する時と同様に、ポイントサービスの充実度にも忘れずに注意を向けておく必要がありそうです。
一方で東京電力や関西電力といった一般電力会社も電気代の支払い分を、ポイントとして還元するサービスを導入する予定です。 Tポイント Pontaポイントなど有名なサービスと提携するようなので、自分の利用しているポイントサービスも視野に知れて比較検討を行いましょう。

新電力の比較ポイント3:長期契約の有無を確認しましょう

これまで地域ごとの一般電力会社とした契約する必要が無かったので、引っ越しくらいしか電力会社を変更する必要はありませんでしたが、これからは新電力会社の参入により自由に契約先を変えることができるようになります。
そうなると電力会社は顧客ができるだけ長く、サービス利用を続行してくれるように対策をしなければなりません。
電力自由化で多くの電力会社を選べるようになった後は、新電力をはじめ多くの電力会社が携帯電話のように長期契約による割引きサービスを実施すると考えられています。

つまり2年契約などの契約縛りが発生する可能性があるのです。
そうなるといくら自由に電力会社を選べるといっても、一度契約していまうと安易に他の電力会社に乗り換えることが難しくなるケースも出てくるでしょう。
契約後に後悔しないためにも新電力会社を比較する際は、長期の契約による縛りが無いか否か慎重に契約内容を確認するようにしてください。


今回は新電力を比較する際に注意しておくべきポイントを3つに分けてご紹介しましたが、このほかにもまだまだ見るべきポイントはたくさんあります。
新電力を比較する際には家庭のライフスタイルに合った料金プランであるかといった要素のほかにも、原発を利用しているかなど発電元にも目を向けてみましょう
新電力会社との契約で電気代をいかにお得に下げられるかは、契約者自身の知識の量判断力にかかっていると言っても良いでしょう。
後悔の無い選択をするためにも2016年4月に始まる電力自由化に向けて準備を万端にしておきましょう。

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ピカ丸
専属ライター/オールラウンダー
我が家のPCとゲーム機が電気を食べまくっていると発覚後、
ゴミ場に連れていかれないためになんとかPCとゲーム機の電力消費を抑えようと奮闘中。
好きな家電 →PC/ゲーム機全般/こたつ

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