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電力自由化を徹底比較!安いのは?サービスがお得なのは?
電力自由化が始まり半年、様子見だった人たちもそろそろ本格的に検討を始めるころではないでしょうか。
でもどこの会社にすればいいのかよくわからない、というあなた。
そんなあなたのために人気の大手3社で料金やサービスを比較してみました。
徹底比較!電力自由化でいくら安くなる?
自由化で変わってくる部分で一番気になるのはやっぱり料金!
従来の電力会社(東京電力)と、人気の大手新電力会社で比較してみましょう。
■一人暮らしの場合
1人暮らしの一般的な契約・使用量(従量電灯B30A・200kWh)で比較してみましょう。
東京電力:4,730円
東京ガス:4,699円
ENEOSでんき:4,730円
ソフトバンクでんき:4,679円
正直、電力自由化による大きな違いはありません。
一般的に言えるのは、電力自由化で新電力会社は多く使うほどお得になる料金体系にしているところが多いということです。
一人暮らしの場合、料金が大きく変わることはないので後述のサービスやセット割などで自分に合った会社を選ぶとよいでしょう。
■2人暮らしの場合
続いて、集合住宅2LDK程度、2人暮らしの一般的な契約・使用量(従量電灯B30A・300kWh)で比較してみましょう。
東京電力:7,063円
東京ガス:6,777円
ENEOSでんき:6,659円
ソフトバンクでんき:7,074円
使用量が増えると少し差が出てきます。
やはり、従来の電気料金に比べるとお得なところが多くなってきます。
ただ、注目すべきはソフトバンクでんき。
バリュープランという300kWhまでは定額料金という料金体系になっているので、300kWh以下なら東京電力より高くなります。
300kWhまでの余った分は5kWhごとにTポイント50ptかスマホデータ0.15GBを還元するという仕組みになっています。
Tポイントやスマホでソフトバンク系列に囲い込もうとする図式が見えますが、これを得と見るか損と見るかは各家庭の生活スタイルによって違ってくるでしょう。
■子育て家族の場合
最後に子供2人の4人家族、戸建て4LDK程度の一般的な契約・使用量(従量電灯B60A・500kW)で比較してみましょう。
東京電力:13,376円
東京ガス:12,147円
ENEOSでんき:11,235円
ソフトバンクでんき:12,989円
使用量が増えた分さらに大きく差が出てきました。
特にENEOSでんきは1か月で2千円以上の差が出てきます。
1年にすると2万5千円近い差が出てきますので検討の価値は十分にあります。
ENEOSでんきは2年縛りの契約となっていますが、解約金は1,080円ですので1か月で十分元が取れます。
※各社公式HPのシミュレーション結果で比較
※東京ガスは、ガスのセット割を適用
※ENEOSでんきは2年とくとく割を適用
サービスで比較!電力自由化で得するサービスは?
続いてサービスによる違いをみていきましょう。
■ポイント付与
各社の電気料金支払いによるポイント付与は以下の通りです。
東京ガス:パッチョポイント15pt/1000円
ENEOSでんき:Tポイント1pt/200円
ソフトバンクでんき:Tポイント5pt/1000円
パッチョポイントは東京ガス独自のポイントですが、Tポイントや楽天スーパーポイントといった使いやすいポイントサービスや、WAONやPontaなどに1:1で交換できます。
ポイント付与の割合としては東京ガスが一番高いですが、交換は500ポイントごととなり、かつ3年の有効期限がありますので注意が必要です。
上記4人家族の支払いで、東京ガスなら年間2000ポイント余りですが、ENEOSでんきなら年間700ポイント弱となります。
ポイントを良く使う人であればこれらも加味して考える必要があるでしょう。
■独自のサービス
最後に、各社の独自サービスを比較していきましょう。
・東京ガス
「クックパッド」の人気順検索が「myTOKYOGAS」会員サイト内でご利用可能です。
クックパッドの人気順検索は、通常月額280円のプレミアムサービスに入る必要がありますが、東京ガスのガスと電気をセットで契約すると、この人気順検索が東京ガス会員サイトから無料で閲覧できます。
・ENEOSでんき
ENEOSカードでガソリンを支払うと1円/L値引き。
ENEOSでんきの契約者がENEOSカードでガソリン料金を支払うと、通常のENEOSカード割引に加え、さらに1円安くなります。
・ソフトバンクでんき
スマホやネットとセットのおうち割でスマホやネットが最大月300円割引。
でんきとスマホやネットをセットで契約すると、スマホ、ネットが月々最大300円の値引きとなります。
電力自由化と言っても供給先は変わらないので大きく電気料金に差が出ることはありません。
各社の違いが一番大きく出るのがこの独自サービスです。
料金だけにとらわれずしっかり確認しましょう。
比較サイトでシミュレーション!あなたに一番お得な会社は?
以上、人気の大手3社と東京電力で比較してきましたが、まだまだ新電力を提供する事業者はたくさんあります。
2016年9月27日現在、電力自由化により348の事業者が小売電気事業者として登録されました。
エリア別の電力会社を一括して比較できるサイトが多くありますので、あなたの地域であなたに一番お得な電力会社を探しましょう。
まとめ
いかがでしたか。
料金を比較して、たいして違いないと思いましたか。
それともこんなに安くなるのかと驚きましたか。
家計は小さな節約の積み重ねです。
特に使用量が多いご家庭では差が大きくなるので見逃せませんね。
電力自由化はまだまだ始まったばかりです。
これからも注視して、あなたの家庭にぴったりの電力会社を見つけていきましょう。