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2016年に開始となった電力自由化では自然エネルギーによる電気を購入することも可能となりました。
実際エコなエネルギー源として注目されていることもあり新たに新電力を選ぼうとしている方の中には、自然エネルギーによる電気を候補の一つとして考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今まではあまり関心が向けられなかった自然エネルギーですが、電力会社が選べるようになったことでこれからはもっと身近な存在になっていくことでしょう。
今回は電力自由化で消費者の選択肢に加わった、自然エネルギーで発電された電気について解説していきたいと思います。
まず電力自由化によって選べるようになった自然エネルギーとは、どのようなものなのかについて説明していきたいと思います。
自然エネルギーは太陽光発電/風力発電/地熱発電/水力発電/バイオマス発電などのように、自然現象の力を利用して得たエネルギーのことです。
再生可能エネルギーと呼ぶ場合もありますが、いずれも自然現象を利用して再生させることができるので、現在では同じ意味の言葉として使われています。
電力自由化で利用することができる自然エネルギーには以下のように様々な種類があります。
太陽光発電や太陽熱発電によって生み出される電力や熱を太陽エネルギーと言います。
別名ではソーラーパワーやソーラーエネルギーとも呼ばれています。
個人の住宅でも屋根にパネルを設置して発電するソーラーシステムが使われていますね。
多くの国や地域ではこの太陽光発電による自然エネルギーが、次世代エネルギーの最有力候補として多くの期待を集めており、技術の普及や研究も急激なスピードで進んでいるようです。
水力エネルギーは昔から利用されてきた自然エネルギーです。
製粉や紡績にも使われていましたが現在では、水力エネルギーのほとんどは発電に利用されているようです。
発電に利用する場合は高い場所から低い場所へ落ちる水の力で水車を回し、その水車で得たエネルギーを発電機の動力にしています。
とはいえ近年では水力エネルギーで賄っているのは、電力需要の約1割り程度であるとのことです。
風力エネルギーは風の力を利用して生み出した自然エネルギーで、風の力で風車を回しそれを動力として発電機から電気を起こしています。
風が無いと電気を作ることができないまたは、風が強すぎても電気を作ることができないというデメリットがあります。
しかし風力エネルギーによる発電は風による力の約20%から40%を電気に変換することができるというメリットがあり、比較的効率の良い発電方法であると言われています。
自然現象を利用して生み出す自然エネルギーの中にはバイオマスというものもあります。
他のエネルギーとはちょっと変わった種類のものなのでご紹介しましょう。
バイオマスというのは動植物から生まれた資源のことを言います。
たとえばサトウキビ/トウモロコシから得ることができるバイオ燃料や、生ゴミ/家畜の糞尿から出るガスを使って電気を起こします。
このようにバイオマス発電では利用できるものが多岐に渡っており、様々な生物資源を通行活用しているという特徴があります。
上記では太陽光による太陽エネルギー/水の力を利用した水力エネルギー/風の力を利用した風力エネルギー/生物資源を利用したバイオマスについて解説いたしました。
この他にも潮力エネルギー/波力エネルギー/地熱エネルギーを使った発電方法が用いられています。
電力自由化では様々な新電力会社を選ぶことができるようになったので、このような自然由来のエネルギーによる電気もより普及しやすくなりました。
発電の際にどのエネルギーを使っているかという点も、これからの電力自由化に伴う変化においては大事な要素になってくるでしょう。
電力会社を選べるということこれからの消費者の決断が、発電による環境の影響にも密接に関わってくることを意味します。
新電力に切り替えることを考えている方は、候補となる電力会社がどのような方法で発電を行っているのかに対しても注意を払ってみてください。
電力自由化により自然エネルギーによる電気も選択することができるようになったわけですが、実際このような選択肢が増えることによってどのようなメリットが期待できるのか気になりますよね。
ここでは自然現象を利用した発電による電気の購入が、新たに選択肢の一つとなったことでどのような影響が生まれるのかについて解説していきたいと思います。
電力自由化が始まったことによってこれからは自由に電力会社を選ぶことができるようになりました。
これにより地域の消費者のみならず様々な地域に済む消費者に、各地の発電所から電気を送ることも可能となります。
たとえば北海道などのごく一部地域での管轄で発電された太陽光発電などの自然エネルギーによる電気も、電力自由化でより様々な地域の消費者が購入することができるので、エコな電力を全国的に普及させることができます。
これにより近年多くの問題を抱えている原子力発電への依存度も抑えることができ、安全でクリーンなエネルギーによる電気を使えるようにもなります。
電力自由化によるメリットを上手く利用することができれば、現在の環境問題を解決する糸口をつかむことができるかもしれません。