節約には基本料金の見直しが重要!電気料金の計算方法
電気料金の計算方法を理解することは大切
シミュレーターで計算するのも良いけれど
現在では、各電力会社のホームページや電力会社比較サイトなどにもシミュレーターが置かれています。そのため、単純にシミュレーターで計算した月々の電気料金だけを比較するのも楽ですが、電気料金はどのように計算するのか細かく知っておくことで、無駄なシミュレーションを避けることができます。また、電力会社の変更によって大きな出費に繋がるリスクも避けることができます。
基本的な電気料金の計算方法
基本料金+電気使用料金+燃料調整額+再生可能エネルギー発電促進付加金=電気料金
燃料調整額は、燃料費によって変わるものなので、+になったり−になったり月によって変動します。再生可能エネルギー発電促進付加金は、全国一律料金となっています。燃料調整額も再生可能エネルギー発電促進賦課金も、どちらも電力会社にごとに異なることはありません。各電力会社同じ料金となっています。そのため、単純に電気料金だけを比べる場合には燃料調整額や再生可能エネルギー発電促進賦課金を加味する必要はありませんが、月々の電気料金を計算して現在の電気料金と比較する場合は、これらの計算を忘れないように気をつけましょう。
電気料金の「電灯」とは?
電気料金の料金プランの計算で気になるのは、「電灯」というプラン名ですよね。従量電灯Aや従量電灯Bなどの契約プランを見たことがあるという方は多いのではないでしょうか。従量電灯の電灯とは、一般家庭向けプランという意味です。工場など大規模な場所に電気を供給する場合は電力と呼ばれています。大規模な電力の供給と分けるために、電灯と呼ばれているのです。
基本料金の仕組み
・アンペア制
契約アンペアごとに基本料金が設定されています。
・最低料金制
最低料金が設定されており、一定の電力使用量を超えると従量料金が加えられる仕組みです。
契約アンペアは、一度に利用できる電気量を表しています。例えば、契約アンペアが30Aの場合、一度に利用できる電気量は30Aとなります。30Aを超えた場合、ブレーカーが落ちてしまいます。
基本料金を見直す場合の計算方法
1A=100W
10A=1000W
一般的な家電の消費アンペア
一般的な家電の消費アンペアの目安をご紹介します。
・エアコン(冷房)=6.0A
・エアコン(暖房)=7.0A
・冷蔵庫(450L)=2.5A
・照明(蛍光灯、1つ)=0.6A
・IHクッキングヒーター=(100V)14A
・ドライヤー=10A
・洗濯機(選択時と乾燥時どちらも)=13A
・電子レンジ=15A
・テレビ(42方)=2.1A
・炊飯器(5.5合)=13A
基本料金の見直しはアンペア数の見直しが有効
電化製品が多い家や、オール電化の家、家族が多い家はできるだけアンペア数の多い基本料金を契約した方が、ブレーカーが落ちる心配も無く快適に電気を使用できます。しかし、一人暮らしで同時に使用する家電の量が少ない場合は、高いアンペア数を契約していると、無駄に基本料金を支払っている可能性があります。まずは、一般的な家電の消費アンペアから同時に使用するアンペア数を調べてみましょう。現在40Aで契約しているのに、同時に使用する家電のアンペア数が30A未満なら、30Aの契約に変更した方が、基本料金でお得になります。
いかがでしたでしょうか?電気料金を節約したい場合、いかに基本料金の見直しが大切かがわかったかと思います。特に、アンペア制で契約している場合、電力会社を変更しなくとも、アンペア数の契約を変更するだけで、月々の電気料金を大幅に節約することができる可能性があります。まずは、シミュレーターで計算するのも良いですが、一度に使用する電気量を調べたり、月々の基本料金なども比較することが、節約をする上で重要です。