第3回:サービスの変容について|電力自由化の全容を解説【全5回】

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第3回:サービスはどう変わる?電力自由化の全容を解説【全5回】

電力自由化により、電気料金プランが多様化しましたが、各会社が提供するサービスも多様化しつつあります。

従来の電力会社が展開するようなサービスからは根本的に概念が変わってしまいます。

そもそも電気の支払いにそんなものを求めたことがなかったという人の方が圧倒的に多いはずです。

それぐらい生活していく上では電気を使い電気代を支払うのが当たり前でしたね。

そこで、今回は電力自由化によってどんな新しいサービスが始まっていくのかを一緒に見ていきましょう。

電力自由化で変わるサービス

例えば、ガス会社の場合、電気と一緒にガスも契約すれば、セット割を利用できるようになります。

支払い時も電気とガス料金をまとめて支払えるので楽です。

携帯電話会社の場合は、その会社の携帯電話と電気を使用していると、割引サービスが受けられます。

自分の生活に結びついたサービスが利用できるようになったのも電力自由化のおかげです。

また、ポイントがたまるサービスなども増えてきました。

毎月電気料金を支払った時に、電気料金に応じて各会社で提携しているカードのポイントが貯まるサービスもあります。

使えば使うだけ貯まるポイントが増えます。

その他には、スマートメーター関連のサービスも見受けられます。

スマートメーターでは、30分ごとの使用量をデータ化しているため、消費者がデータをWeb上で自由に見られるようになりました。

先月のデータと今月のデータを比較することも可能です。

データがあると省エネ診断なども簡単にできますね。

地産地消サービス

電力自由化後に地産地消サービスを始める会社も増えてきました。

電力自由化前までは、北海道電力・東北電力・東京電力・北陸電力・中部電力・関西電力・中国電力・四国電力・九州電力・沖縄電力など各地方の電力会社だけでしたが、地方よりももっと狭い、市区単位でのサービスを始めている会社もあります。

例えば、神奈川県の湘南電力では、湘南エリアで発電された電力を湘南エリアで契約する消費者に提供しています。

地産地消のメリットはいくつかあります。

まず、発電している場所と使用している場所が近いので、送電時のロスが少ないことです。

送電距離が長いと、ロスが発生していまいます。

電力を無駄にすることなく、使えるのは地産地消ならではです。

また、地域で発電するので、廃校となった小学校を有効活用して、発電施設として開発したり、土地を借りて発電装置を設置したりと、経済的な効果も見られます。

その他には、地域の商店街で使えるチケットを消費者に配ったりするなど、地域住民に密接に結びついたサービスを展開しています。

地産地消により地域をさせることができるのも、電力自由化のおかげだと言えます。

生活に密着したサービス

電気に関連するサービスだけではなく、暮らしに密着したサービスも出始めています。

例えば、水が出なくなったなどの水まわりのトラブルや貴重品を紛失してしまった、隣の家のガラスを割ってしまったなどの日常生活で起こる問題について対応するサービスを提供している会社もあります。

費用がかかる場合もあれば、無料で対応してくれる場合もあります。

また、カウンセラーに対して電気についての不安や悩みなどを相談できる上、育児や介護などの電気以外のことについても相談できるサービスも見受けられます。

電気に関係ないこともどんどんサービスに取り入れることで競合優位性に繋げているのではないでしょうか。

さまざまな業界で活躍している企業が、電力自由化によって電力業界に参入すれば、そのノウハウをサービスに取り入れられそうですね。

これからますますサービスが多様化していくことが予想されます。

今後新しく始まりそうなものを予想

上記の項目でも少々ふれていますが介護業界も最近では電力自由化への参入の動きが見られます。

それに加えて警備会社の参入も見込まれています。

この2つが参入するとどんなサービスが期待出来るかというと介護の見守りサービスです。

核家族化がとどまるところを知らない現代日本においてはかなり注目を集めるサービスといえます。

なぜなら人は起きたその瞬間から寝る瞬間までほとんど何かしらの電気を使います。

朝起きたらまず真っ先に部屋の電気をつける人やテレビをつけるという人は一定数以上いるでしょう。

電気の動きというのはその人の生活への密着度が相当高い数字なのです。

そして生活パターンというのは歳を取れば取るほど一定になるという傾向があります。

お年寄りならなおさら突然朝まで飲む予定が入るといったこともないでしょうし、残業で終電帰りになるなんてアクシデントもそうそう起きにくいと想定されます。

だいたい朝は7時頃に起きて洗濯機を回し、掃除機をかけ、テレビをつけ、夕方4時頃になれば部屋の電気をつけ、一度買い物か何かで外出はするものの夜7時以降には在宅率がかなり高い。

そんないわゆるお決まりの生活を送っていらっしゃるご老人は少なくないのではないでしょうか?

これを利用して「もし指定の時間までに電気の使用量が一切上昇していない時には、自宅に警備員が向かってくれたりご家族の携帯電話に連絡がいったりするサービス」というのが実現されそうです(この記事をご覧いただくタイミングによっては既に実現されているかもしれません)。

2016.09.29
全5回連載の第4回目です!電力自由化について、電気料金のことから環境問題に至るまで、さまざまな視点から解説してみました。4回目は、電力自由化と環境の関係について見ていきます。

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専属ライター/実は機械音痴
「ライターたるものPCと仲良く出来ずにどうする!」と自分に言い聞かせながら仕事しています。
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