電気の基本料金は何A(アンペア)が最適か計算方法を教えます

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電気料金の【基本料金】は何A(アンペア)が最適?計算方法紹介

ブレーカー
電気を契約する場合、アンペア数が上がるほど料金が上がっていく契約があります。このアンペア制の契約の場合、何A(アンペア)の契約にするのが最適なのでしょうか?少なすぎるとブレーカーが落ちてしまうし、多すぎると電気料金を無駄に支払うことになってしまいます。

電気料金の仕組み

電気料金は、大きく分けると電気量料金と基本料金がの値段によって各電気料金プランに電気代に差が出ます。電気量料金は、基本的に1kWhあたりの金額(27円や18円など)で表示されます。基本料金も電力量料金も、電力会社が同じであっても電気料金プランによって異なります。

電気料金の計算方法

電気料金の計算方法は以下の通りです。

電気料金=基本料金+電力量料金+再生可能エネルギー発電促進賦課金−口座振替割引

電力量料金、再生可能エネルギー発電促進賦課金は以下のように計算します。

・電力量料金=電力量料金×使用電力量±燃料調整単価×使用電力量

・再生可能エネルギー発電促進賦課金=再生可能エネルギー発電促進賦課金単価×使用電力量

再生可能エネルギー発電促進賦課金や燃料費調整額は電力会社によって変わるものではありません。そのため、基本的に電力会社の電気料金プランを比較する場合、

・基本料金

・電力量料金単価

に注目して比較していきましょう。

基本料金は基本的に2種類

基本料金には、アンペア制と最低料金制の2種類があります。アンペア制は、一度に使用できる電流を先に決めて契約しておく料金体系となっています。アンペア数が少なければ少ないほど基本料金は下がります。最低料金制の場合は、一定の電気量の使用までは最低の基本料金ですが、一定の電気量を超えると従量料金が追加される制度です。最低料金制の場合は、アンペア数に関係無いので、どのくらいのアンペア数が必要かの計算は要りません。

各電力会社の基本料金

このように、電気料金の基本料金には、大きく分けて2種類あると説明しましたが、以下のように、電力会社によって採用されている基本料金の制度が違います。

アンペア制の電力会社

・東京電力

・北海道電力

・東北電力

・北陸電力

・中部電力

・九州電力

最低料金制の電力会社

・関西電力

・中国電力

・四国電力

・沖縄電力

W(ワット)とA(アンペア)

基本料金を節約する上で大切なのが、A(アンペア)の知識です。アンペア制の基本料金を決める際、一度にどれくらいのアンペア数の電流が必要か算出する必要があります。アンペアとは、電気の流れる量(電流)のことを表しています。しかし、多くの家電の場合、アンペアで表示されるのではなく、W(ワット)で表示されています。ワットは電力を表しています。アンペアを出す場合、以下の様な計算が必要となります。

電流(A)=電力(W)÷電圧(V)

例えば、消費電力1000W、電圧100Vの家電の場合、

1000(W)÷100(V)=10A

となり、一度に流れる電流は10Aとなります。一度に電子レンジと洗濯機、IHクッキングヒーターなどの多くの家電を稼働させたい場合は契約アンペア数を多くする必要があります。しかし、一度に多くの家電を使わない場合は逆に高いアンペア数の契約をすると基本料金が上がってしまうので、無駄に基本料金を払ってしまう可能性があります。

各家庭の平均的なアンペア数は?

各家庭の平均的なアンペア数は、以下の様な数字となっています。

1人暮らし:20〜30A

2人暮らし:20〜30A

3人暮らし:20〜30A

4人暮らし:30〜50A

基本的には、同時に使用する家電のアンペア数によるので、一概にこのアンペア数が良い!ということは言えません。しかし、だいたいの目安として覚えておきましょう。

消費アンペアの多い家電とは?

アンペア数の計算方法をご紹介しましたが、消費アンペアの多い家電を知っておくことも大切です。アンペア制の契約以外にも、日々の電気料金の節約に役立ちます。

・電気ストーブ(約10A)

・エアコン(約7A)

・コタツ(約5A)

・電子レンジ(約15A)

・オーブン(約14A)

・IHクッキングヒーター(約14A)

・食器洗い洗浄機(約13A)

・炊飯器(約13A)

・ドラム式洗濯乾燥機(約13A)

・ドライヤー(約12A)

・電気ケトル(約10A)

・掃除機(約10A)

室内温度を調整するための家電や、台所の調理器具、掃除機などが消費アンペアの高い家電となっています。

契約アンペア数をどれくらいにしたらいいのか悩んでいる方は多いのではないでしょうか?家電の消費アンペア数を計算して、どれくらいのアンペア数が必要なのかの計算はとても大切です。節約のために少ないアンペア数を契約することで、ブレーカーが落ちる頻度が増えるのはとても不便ですが、必要のないアンペア数まで契約してしまい、無駄な電気料金を払わされるのも嫌ですよね。上記のように、家電の正確なアンペア数を確認することも大切ですが、まずは自宅の電化製品の数から消費アンペア数の多い家電のアンペアを確認し、同時に使用するアンペア数をざっくりと計算してみてはいかがでしょうか?

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ジャンヌ
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エコじゃないものと闘う、地球に優しい女性ライター

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