電気料金の【基本料金】は何A(アンペア)が最適?計算方法紹介
電気料金の仕組み
電気料金の計算方法
電気料金の計算方法は以下の通りです。
電気料金=基本料金+電力量料金+再生可能エネルギー発電促進賦課金−口座振替割引
電力量料金、再生可能エネルギー発電促進賦課金は以下のように計算します。
・電力量料金=電力量料金×使用電力量±燃料調整単価×使用電力量
・再生可能エネルギー発電促進賦課金=再生可能エネルギー発電促進賦課金単価×使用電力量
再生可能エネルギー発電促進賦課金や燃料費調整額は電力会社によって変わるものではありません。そのため、基本的に電力会社の電気料金プランを比較する場合、
・基本料金
・電力量料金単価
に注目して比較していきましょう。
基本料金は基本的に2種類
各電力会社の基本料金
このように、電気料金の基本料金には、大きく分けて2種類あると説明しましたが、以下のように、電力会社によって採用されている基本料金の制度が違います。
アンペア制の電力会社
・東京電力
・北海道電力
・東北電力
・北陸電力
・中部電力
・九州電力
最低料金制の電力会社
・関西電力
・中国電力
・四国電力
・沖縄電力
W(ワット)とA(アンペア)
電流(A)=電力(W)÷電圧(V)
例えば、消費電力1000W、電圧100Vの家電の場合、
1000(W)÷100(V)=10A
となり、一度に流れる電流は10Aとなります。一度に電子レンジと洗濯機、IHクッキングヒーターなどの多くの家電を稼働させたい場合は契約アンペア数を多くする必要があります。しかし、一度に多くの家電を使わない場合は逆に高いアンペア数の契約をすると基本料金が上がってしまうので、無駄に基本料金を払ってしまう可能性があります。
各家庭の平均的なアンペア数は?
1人暮らし:20〜30A
2人暮らし:20〜30A
3人暮らし:20〜30A
4人暮らし:30〜50A
基本的には、同時に使用する家電のアンペア数によるので、一概にこのアンペア数が良い!ということは言えません。しかし、だいたいの目安として覚えておきましょう。
消費アンペアの多い家電とは?
アンペア数の計算方法をご紹介しましたが、消費アンペアの多い家電を知っておくことも大切です。アンペア制の契約以外にも、日々の電気料金の節約に役立ちます。
・電気ストーブ(約10A)
・エアコン(約7A)
・コタツ(約5A)
・電子レンジ(約15A)
・オーブン(約14A)
・IHクッキングヒーター(約14A)
・食器洗い洗浄機(約13A)
・炊飯器(約13A)
・ドラム式洗濯乾燥機(約13A)
・ドライヤー(約12A)
・電気ケトル(約10A)
・掃除機(約10A)
室内温度を調整するための家電や、台所の調理器具、掃除機などが消費アンペアの高い家電となっています。
契約アンペア数をどれくらいにしたらいいのか悩んでいる方は多いのではないでしょうか?家電の消費アンペア数を計算して、どれくらいのアンペア数が必要なのかの計算はとても大切です。節約のために少ないアンペア数を契約することで、ブレーカーが落ちる頻度が増えるのはとても不便ですが、必要のないアンペア数まで契約してしまい、無駄な電気料金を払わされるのも嫌ですよね。上記のように、家電の正確なアンペア数を確認することも大切ですが、まずは自宅の電化製品の数から消費アンペア数の多い家電のアンペアを確認し、同時に使用するアンペア数をざっくりと計算してみてはいかがでしょうか?