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電力自由化で電力会社の乗り換えに関心を持つ太陽光発電ユーザーは少なくありません。
そこで、太陽光発電を利用している方が気になる電力自由化についての疑問にわかりやすくお答えします。
情報を参考にして電力自由化でエコにお得に電力を使用しましょう。
最も基本的な疑問がこれでしょう。
みなさんが気になっているだろう疑問の答えから先にお伝えすると、他の消費者と全く同じように電力会社を乗り換えることができます。
太陽光発電を利用して売電も行っているため複雑に思われがちですが、電気を買う対象である買電先は太陽光発電の有無に関係なく自由に変更することが可能です。
また電力自由化に伴い電力の売電も自由化されています。
そのため他の一般消費者にはあまり関係ありませんが、太陽光発電ユーザーは自宅で作り出した電気を売る対象の売電会社も自由に選ぶことができるようになりました。
では売電先を変えるメリットは何でしょうか?
ずばり答えから見ると、売電価格が上がり収入が増えるからです。理由をわかりやすくご説明します。
FIT電気とは再生可能エネルギーを活用した太陽光発電、水力、風力といった発電に対して、政府が促進を加速させるために一定の価格で買い取ることを保証する制度です。
例えば、2016年度に建てられた住宅用太陽光発電の場合、電力の買取価格は33円/kWhです。
ただし、この33円/kWhという数字は買い取りの最低価格です。
そのため電力自由化によって参入している新電力会社の中にはこの最低買取価格よりも高い値段で電気を買い取ってくれる会社があるのです。
まったくこれまでと同じように自宅で発電しながら売電金額が高くなるので、太陽光発電ユーザーにはうれしいメリットです。
そこで太陽光発電の売電先を変えることに関係してよく聞かれる質問にもお答えします。
太陽光発電を活用している方の多くが「電化上手」「ナイト8」といったオール電化向けのプランを利用しています。こうした買電会社やプランは変えずに、売電会社だけをお得な新電力会社に変更することも可能です。
現状ではまだまだオール電化向けの魅力的なプランを提供している買電会社は少ないので、乗り換えるのにも慎重に各プランを確認しましょう。
太陽光発電は十数年の長期的なスパンで利益が見込める設備なので、決定も慎重になりますよね。
新しく決めた売電会社が万が一倒産した場合はどうなるのでしょうか。
FIT残存期間中の間は一般送配電事業者が買い取り義務者となっているため、万が一のときにも手続きでもとの電力会社に売電することが可能です。
基本的には不要です。
電線や電気メーターの管理は電力自由化で会社を乗り換えても現在の地方電力会社が担当するため、工事等は必要ありません。
ただしまだスマートメーターが取り付けられていない場合は、無償で30分単位の売電量・買電量が表示される遠隔機能を持ったスマートメーターに交換されます。
電力自由化で電力会社を乗り換えても、FIT電気の買い取り期間は変わりません。設置から10kWh未満の太陽光発電の場合、10年間は最低買取価格が変わりません。
では実際に電力自由化で売電先を変更しようと思ったら、変更時には一体どのような手続きが必要になるのでしょうか。
必要な手続きは思ったよりも簡単で、新しい電力会社と契約すれば本人に代わって旧売電会社の解約などは行ってくれます。
実際にはまだまだ電力を買い取ってくれる売電会社はそんなに多くないのが実情です。
ただし電力自由化が普及するに連れてこれからどんどん増えてくることが予想されます。
現段階で話題となっている売電会社をご紹介します。
ソフトバンクが電力自由化で開始した電力買い取りサービスでは、プレミアム価格で売電することが可能。
現在の買い取り固定価格に1円/kWh上乗せして電力を買い取ってもらえます。
2014年3月以前に設置された太陽光発電設備なら余剰売電・全量売電どちらもプレミアム価格の対象となります。
では電力自由化でソフトバンクに乗り換えることでどれくらいお得になるのかシミュレーションを見てみましょう。
2014年度に太陽光発電設置した場合
FIT電気の売電収入 月の発電利益10,000円 ÷ 買取価格38円/kWh =月の発電量263kWh
プレミアム価格の売電収入 263kWh × プレミアム価格39円/kWh =10,257円
年間にすると差額が3,084円。これが規定の10年まで残りの8年間続くと差額は24,672円となります。
申込みをするだけでこれだけ高く電気を売ることができるのはお得です。早く申し込めばその分だけ差額が広がるので早めにエントリーしましょう。