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電力自由化の波に乗れ!スマートハウス化するメリットはどこに有るの?
ちょうどそれとリンクするかのように、太陽光発電システムも多くのメーカーから販売されるようになり、スマートハウスの需要もアップしています。
では、具体的にスマートハウスとはどのようなものを言うのでしょうか?
また、導入することによるメリットはどのような点にあるのでしょうか?
スマートハウスってどんなもの?
スマートハウスの概略を紹介
スマートハウスとは、実は1980年代より提唱されている住宅と家電製品をネットワーク化するという考え方です。もっと詳細にお伝えするのであれば、住宅内にある全ての家電などの電力を消費する機器の情報を一つに集約し、それを見える化することにより、より電力消費量を低減することにつなげようというものです。
また、昨今の家電のネットワーク化が進んだこともあり、手軽にデータの集中管理がしやすくなり、専用の機器がなくてもパソコンやスマートフォンなどで電力消費量が見えるようになりました。
これは、家電メーカー側もスマートハウスがこれからの時代の常識になることを見据えての対応であることには間違いないでしょう。
なぜここに来てスマートハウスが注目されているの?
スマートハウスという言葉が一般的になってきたのは、実はここ数年の話です。先に紹介した通り、東日本大震災を境に特に定着をしているフレーズになります。
これは、原子力発電所の相次ぐ停止により計画停電が行われる事態が発生したことに起因しているのは言うまでもありません。
スマートハウス化することにより、より電力消費を意識することが目的となります。
電力自由化とは何のこと?
電力自由化の概略は?
スマートハウスとセットで語られることが多いのが、電力自由化という言葉です。電力自由化とは、今までは電力会社といえばその地区にある電力会社から供給を受け、料金を支払っていました。
それが当たり前であったのですが、法改正により2016年からは従来の電力会社以外の会社の新規参入が認められ、消費者は自由に電力会社を選ぶことができる様になりました。
電力自由化がなぜ必要なの?
電力といえば、今まで競争がなく独占的で閉鎖的な側面があったのですが、この電力自由化により単純に価格競争が起こることになりますし、各社でオリジナルなサービスを展開することが期待されています。現在では、大手携帯電話会社やIT企業が参入しており、既存サービスとのセット割などでお得になるというケースが見られます。
消費電力を抑えるだけでなく、よりお得に電力を使用しようというのがスマートハウスの重要なテーマとなりますので、この電力自由化というものも重要な考え方なのです。
スマートハウスのメリットは?
メリット1:電力消費を意識してコスト減に繋げることができる
スマートハウスを導入することで、家庭内の電力消費量が手に取るようにチェックできます。これは、家庭にいながらどれだけ無駄な電力を使用しているかをチェックできるのも魅力ですが、外出先で消費電力をチェックできる点も魅力です。
家に誰もおらず、家電を特別に使用しているわけでも無いのに、なんでこんなに電力を消費しているの?と驚くことでしょう。
これは主に、家電の待機電力によるものが大きいのですが、それを実感できるきっかけにもなります。
このように得たデータを基盤として、より無駄な電力消費を行なうためのトリガーとして、スマートハウスは重要なのです。
これを実現するために、スマートハウスではHEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)を導入しています。
このシステムが、電力の消費量を計算してコントロールしてくれるのです。
メリット2:自動制御もできる!
スマートハウスは消費電力を把握できるというのが大きな謳い文句ですが、実はユーザー側からすればそれ以上に魅力的なのが自動制御できる点です。例えば、外出先で家庭のエアコンを入れっぱなしであることを思い出しても、帰宅するまでは止めることができません。
ただ、HEMSが生活パターンをある程度分析して把握しているので、いつもと消費パターンが異なると察知すると自動で消費量の大きな家電の電源を切るなどの動作を行います。
他にも、タイマー機能を持っているHEMSが多いので、例えば毎日同じ時間にエアコンのスイッチをOFFにすると言った設定が可能です。
これで、消し忘れても防止できるのです!
活用しきることが出来ればこんなに便利でお手軽なものはない!
というのがスマートハウスの魅力なのです。
メリット3:災害時でも電気が消えない!
スマートハウスと太陽光発電は切っても切れない関係です。ほぼすべてのスマートハウスに太陽光パネルと蓄電池がセットとなっています。
仮に災害が発生してライフラインが寸断されても、蓄電池に貯めた電気とHEMSにより最低限の生活エネルギーを得ることができるのです。
緊急時には非常に役に立つ機能であるといえます。