電力自由化で新規参入したジャンル別参入企業の一覧
電力自由化によって、2016年6月野時点で家庭向けの小売電気事業者は67社以上となり、地域の電力会社と競争を繰り広げています。
電力自由化をきっかけに新規参入した、おすすめの大手の参入企業を一覧にしてみました。
電力自由化で新規参入した企業のジャンル
・ガス会社系
・携帯電話会社系
・石油会社系
・再生エネルギー系
この他にも沢山の新電力が加入していますが、これらのジャンルが主に新電力として参入している会社の中では主要なジャンルとなります。
旅行会社やコンビニなどの参入企業もありますが、旅行会社の場合はHISによるHTBエナジーの1社のみ、コンビニは三菱商事と提携しているローソンの1社のみなので、今回は割愛します。
ガス会社系の参入企業の特徴
ガス系の参入企業の特徴は、電気と同時にガスのセット販売をしている点です。
2017年4月からは、電力自由化に加え、ガス自由化も始まります。
そのため、今のうちに顧客を獲得しておこうと、各ガス会社はセット販売による割引や特典サービスなどが充実しています。
■ガス会社系の参入企業一覧
以下は、ガス会社系の参入企業の一覧です。
・東京ガス
・大阪ガス
・ミツウロコグリーンエネルギー
・中央セントラルガス
・サイサン
・静岡ガス&パワー
ガス系の参入企業の中でも、特に都市ガスは資本力もあり、既に顧客も多数抱えています。
東京ガスの場合、電気とガスのセット割引はもちろん電気とガス、さらにインターネットのトリプル割も話題です。
電気料金自体も他の新電力と比べてお得になっています。
携帯電話会社系の参入企業の特徴
残念ながら、docomoはまだ電力小売事業に参入はしていません。
ソフトバンクでんきもauでんきも、電気と携帯電話とのセット販売による割引を行っています。
特に、ソフトバンクでんきは再生可能エネルギーを使用したFIT電気の販売に力を入れています。
ソフトバンクでんきでは、単に電力小売事業に参入するだけではなく、太陽光発電所も所有しています。
ソフトバンクでんきの太陽光発電所は全国に29ヶ所あり、安定的に電力を供給しています。
■docomoは電力会社と提携している
docomoユーザーの方は、全く電力自由化の恩恵を受けられないのでしょうか?
実は、docomo自体は電力小売事業に参加していませんが、大手電力会社と提携しており、ポイントの付与や交換などの特典が受けられます。
現在のところ、docomoは東京電力と中部電力とコラボしています。
例えば、東京電力では2016年1月から、ポイントサービスのPontaを導入しています。
docomoの新しいポイントサービスであるdポイントは、Pontaポイントと交換することができます。
石油会社系の参入企業の特徴
ただし、セット割引によるガソリン代の割引は、月々100リットルや150リットルまで、と決まっているので、月々最大1,000円程度にしかなりません。
そのため、石油会社の新電力を検討している場合は単純に電気料金で比較することをおすすめします。
石油会社系の中でも、ENEOSでんきは特に電気料金が安いので、おすすめです。
石油会社系の参入企業の一覧
・昭和シェル石油
・ENEOSでんき
・東熱ゼネラル石油
・出光グリーンパワー
・プレミアムグリーンパワー
・新出光
この中でも、昭和シェル石油と東熱ゼネラル石油の2社が、大手の石油会社系新電力として知られています。
再生可能エネルギー系の参入企業の特徴
使用する電気自体は大手電力会社から運ばれてくるものですが、再生可能エネルギーを使用したFIT電気を購入することができます。
再生可能エネルギー系の中には、ユニークな料金設定をしているため、地域の電力会社よりも安く利用できる新電力があります。
■再生可能エネルギー系の参入企業の一覧
再生可能エネルギー系の参入企業の一覧です。
・Loopでんき
・グリーンサークル
・エヌパワー
・SEウイングズ
・東京エコサービス
・アップルツリー
・日本エナジーバンク
Looopでんきは基本料金が0円なので、ライフスタイルによっては大幅に電気料金を節約することができます。
ジャンルで選ぶ新電力
ジャンル別に新規参入した新電力を把握し、それぞれの特徴を理解しておくことで、自分のライフスタイルに合った新電力を選びやすくなります。
今回は、各ジャンルの大手新電力を紹介しましたが、大手の新電力以外にもいくつか気になる新電力があったら、是非特典や割引情報などをチェックしてみてください。