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【電力自由化ニュ−ス】ソフトバンクでんきがFITでんきプランの料金引き下げを発表!

大手携帯電話通信事業者である「ソフトバンク」は、電力自由化を受けて電気小売市場に参入しました。

ソフトバンクの提供する電気小売「ソフトバンクでんき」が、10月3日に、その電気料金プランの一つである「FITでんきプラン」において、電気料金比率を2016年11月から引き下げると発表してニュースになりました。

ソフトバンクでんきは、これまでも携帯電話やインターネットとの契約と一緒に電力の契約をすると割引になるなどのサービスを提供してきましたが、今回は電気料金そのものが値下げになるとして、大きなニュースになっています。

しかし、実はこのニュースの裏側には隠れたカラクリが存在するのです。

ではまずそもそも「FITでんきプラン」とはどのようなものか、そしてどれくらい割引になるのかを見ていきましょう。

FITでんきプランって?

そもそも、ソフトバンクでんきの提供する「FITでんきプラン」とはどのようなプランなのか。その点から確認していきましょう。

プラン概要

ソフトバンクでんきの提供する、「FITでんきプラン」とは、「再生可能エネルギーによって発電された電気の比率の高い電気料金プラン」です。

再生可能エネルギーとは、水力、風力、地熱、バイオマスなど、理論的には何回使用してもなくならないエネルギーのことで、再生可能エネルギーによる発電は地球環境に優しい発電方法と言えます。

「FITでんきプラン」は、電力自由化に際し、そうした環境問題へ高い関心を抱いた消費者向けにリリースされた電気料金プランとして、電力自由化が始まった当初から大きな話題になりました。

FITとは

「FITでんきプラン」の「FIT」とは「固定価格買取制度」の略称です。固定価格買取制度とは、2011年8月26日に成立した「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」に基づき、同年7月より施行された制度です。

簡単に説明すると、電力自由化前に皆さん全員が契約していた地域ごとの電力会社(東京電力、関西電力など)に対して、国が「再生可能エネルギーによって発電された電力を一定の価格で買取りなさい」と定めた制度です。

国が強制的に環境保護への参加を義務付けたということですね。

対象エリア

FITでんきプランの対象エリアは北海道電力エリア、東京電力エリア、関西電力エリアの3つのエリアです。

このうち、今回のニュースにある料金引き下げの対象となるのは、東京電力エリアのみとなります。

どれくらい割引されるのか

ソフトバンクでんきの提供するFITでんきプランがどのようなプランで、プランの対象エリアと今回の料金引き下げが東京電力エリアに限られることについてご説明してきました。

では、実際にどのくらい電気料金が引き下げられるのかを見ていきましょう。

電力自由化を受けて電力会社の切り替えを検討されている方は特に参考になると思います。

基本料金はそのまま

FITでんきプランは、他の一般的な電気料金プランと同様に、「基本料金」と「使用電力量に応じた料金」の二つから成り立っています。

そして、今回の値下げを受けて変更になったのは「使用電力量に応じた料金」の方で、基本料金は変わりません。

改定後の料金

それでは、料金改定後の電気料金について詳しく見ていきます。

まず、10月末までの電力量料金は、最初の300kWhまでは1kWhにつき23.40円です。そして、301kWh以降は1kWhあたり30.02円になっています。

そして、11月の改定以降の電力量料金は最初の120kWhまでは1kWhにつき19.32円、121kWhから300kWhまでが25.74円、301kWh以降は29.71円になります。

安くならない人もいる!

前項の改定後の電力量料金をご覧になってお気付きの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そうです、実は今回の改定により、電気料金が高くなる人もいるのです!

月々の電力使用量が121kWhから300kWhまでの方は、従来の電気料金であれば1kWhあたり「23.40円」だったのに対し、改定後は「25.74円」になっています。

つまり、ひと月あたりの電気使用量が121kWhから300kWhの方にとっては嬉しくない料金改定というわけですね。

また、これからソフトバンクでんきへの切り替えをご検討されており、FITでんきプランへの加入を考えていらっしゃる方は注意が必要だということです。

まとめ

大手携帯電話通信事業者であるソフトバンクは電力自由化を受けて電気小売市場に参入し、「ソフトバンクでんき」として「FITでんきプラン」という電気料金プランをリリースしました。

そしてこの度、その電気料金が引き下げになるとニュースになりました。

対象エリアは東京電力の管轄するエリアに限られます。

そして、電気料金引き下げと言っても具体的に内容を確認してみると、ひと月あたりの電気使用量が121kWhから300kWhの方にとっては、逆に割高になってしまう可能性があることがわかりました。

このように、ニュースで「引き下げになります!」と報じられていても、実際によく確認してみるとあなたにとって本当に割引にはなっていないということが、今後も出てくるでしょう。

電力自由化によって電気小売市場が自由化され、月々の電気料金を節約できる可能性が出てきました。

しかし逆に、場合によっては電気料金が割高になってしまう可能性も秘めているのです。

電力自由化で本当に得をするのは、こうした情報について正しく理解ができる消費者です。

あなたも、ニュースをきちんと理解して上手に節約を目指すようにしましょう!

私がお届けしました!

笹葉
ライター/プランのことならお任せ
電気料金や料金プランの比較記事をよく書いています。

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