冬は電気代を抑えるのに必死です。
好きな家電→ 加湿器と15年以上使っているDENONのコンポ
電力自由化で、従来の電力会社の大手以外に多くの企業が電力業界に参入し、いろいろなメリットがユーザーにとっては期待できるようになりました。
また、電力自由化によって、これまでの電力量のみを計る電力量計から、通信機能があるスマートメーターと言われる電力量計に変更になります。
従来の電力量計から新たにスマートメーターに変更すると、どの程度の電気をどの時間帯に使っているかが判断できるので、省エネ診断のようなユーザーに適した電気料金メニューを提案することも可能になります。
電気は、地域に限定した電力会社から買うだけでなく、風力発電や太陽光発電をメインにしているところから買ったりするなど、電気を買うところを選ぶことができます。
競争になってくると、電気も安くなることが期待されます。
多くの企業が電力業界に参入して、競争が十分に行われるような状況になると、電気料金が安くなるためユーザーにとってはメリットがあります。
しかし、十分に競争が行われない場合には、電気料金が逆に高くなる恐れもありえます。
そのため、このようなリスクを防ぐために、現在の電気料金の体系は2020年までは継続されるようになっています。
ここでは、電力自由化によるいろいろなメリットについて見ていきましょう。
電力自由化になる前は、電気を買うところは電力会社の大手に限定されており、電気料金の割引としては、使う時間帯に応じたものなどに限定されていました。
例えば、オール電化というエコキュートやIHクッキングヒーターなどを使った場合の割引や、ピークシフトを氷蓄熱によって行った場合の割引があります。
しかし、電力自由化になると、オール電化の割引以外に、ガス会社がサービスしている電気を利用するとガス料金の割引や、携帯電話会社のサービスの場合には通信料金、電話料金の割引があります。
単独で電力会社がサービスしている電気料金メニューとしては、例えば、東京電力の場合には「おとくなナイト」「季節別時間帯別」など、電気を使う時間帯や季節に応じたものに限定されていました。
しかし、電力自由化によって、このような割引以外に、ガスや携帯電話などというようなものをセットにした、ライフスタイルに応じた電気料金プランが選べるようになりました。
携帯電話会社やガス会社以外にも、直接エネルギーインフラと関係がないような企業も、電力業界に参入するようになりました。
電力会社の選択肢が拡大するのはメリットになりますが、どのようなところを選ぶといいか十分に検討しましょう。
使用した電力に応じて、いろいろなポイントが貯まるポイントサービスも始まっています。
PontaポイントやTポイントなどのポイントサービス以外にも、多くの企業が参入することによって種類がさらに多くなることが想定されます。
自分が使っているポイントサービスに応じて電力会社を選ぶと、ポイントを効率よく貯めることができるでしょう。
電気を買うところを電力自由化によって切り替えても、発電所で電気が発電されて、配電線や送電線を経由して電気が送られることは同じです。
現在設置されている電力メーターが旧式の場合には、新しいスマートメーターと言われる電力メーターに交換することが必要になります。
スマートメーターというのは、高機能の通信機能がある電力メーターであり、遠隔で電気を使った量などを計ることができるものです。
電気を多く使うのは昼間なのか、休日と平日では電気をどちらが多く使うのかなど、電気を使う時間の違いをライフスタイルによって計ることができます。
このようなデータを使って、さらに安い電気料金メニューがサービスできたり、省エネ診断ができたりします。
また、スマートメーターを取り付けした場合は、遠隔で検針できるため、検針員が訪問する必要がなくなります。
電力自由化になる前は、電気を買うところは住んでいる地域にある電力会社の大手に限定されていました。
そのため、例えば、東京に住んでいる場合には電気を買うところは東京電力に限定されていました。
しかし、電力自由化によって、安いプランを選ぶというだけでなく太陽光発電や風力発電をはじめとする、自然エネルギーがメインの電力会社から電気を買うというような選択もできます。
自然エネルギーをメインに売っている電力会社から電気を優先して買って、その会社の研究や開発をサポートするというようなこともできます。
さらに、電力会社だけでなく、電気を自治体などが運営しているところから買うと、ふるさとをサポートすることができます。
電力会社は、自社が売っている電気の発電方式などについての情報を公開することが推奨されているため、電気を買う電力会社が環境に対していかに貢献しているかを見極めることができます。