電力自由化は省エネに繋がる!その理由とは?
電力自由化といえば、なんとなく新電力に切り替えることで、「毎日の電気料金を節約することができる」と思っていませんか?
実は、電力自由化は電気料金を見直すことができるだけでなく、日々の省エネにも繋がります。
何故電力自由化は省エネに繋がるのでしょうか?
電力自由化で発電方法を選べる!
新電力によっては、太陽光発電や風力発電、バイオマス発電など、環境に優しい発電方法で作られた再生可能エネルギーの比重が多いFIT電気を販売している会社がいくつかあります。
直接的に、FIT電気が私達の家庭に送られてくるわけではありませんが、FIT電気を購入することで、間接的に省エネへ貢献していることになります。
■クリーンエネルギーの省エネ効果
火力発電は、発電する際に二酸化炭素を排出します。
しかし、太陽光発電や風力発電などのクリーンエネルギーは、発電の際に二酸化炭素を排出しません。
結果的に地球温暖化を防止することに繋がります。
また、太陽光発電システムや風力発電システムは簡単に短時間で設置することが可能です。
太陽光発電システムや風力発電システムが普及すると、電気をその土地で消費することができるので、送電ロスが発生しません。
遠くの発電所から電気を送電する際、廃熱が起こり、待機中に電気が発散されてしまうというデメリットがありますが、発電所が増えることで、この廃熱を最小限に抑えることができます。
発電した電気のロスが無くなることで省エネ効果が期待できます。
■再生可能エネルギーを販売している電力会社
再生可能エネルギーを販売している電力会社は、以下の通りです。
・ENEOSでんき
・昭和シェル石油
・Looopでんき
・ソフトバンクでんき
・ミツウロコグリーンエネルギー
・エネワンでんき
・ワタミファームアンドエナジー
・東熱ゼネラル石油
ウェブサービスの利用で省エネ
例えば、新電力に切り替える際は、従来の電気メーターではなく、スマートメーターに切り替える必要があります。
(従来の電力会社と契約したままスマートメーターへの切り替えも可能)
スマートメーターへ切り替えことで、日々の電力使用状況を見える化し、省エネへ貢献します。
例えば、どの電気製品にどれだけ電力を使っているか把握することができるので、無駄な電気の使用を見つけ、節電が可能になります。
■ウェブサービスでは省エネのアドバイスも
また、電力会社のウェブサービスでは、省エネのアドバイスも受けることができます。
単に電気の使用状況を把握するだけでなく、最適な電気の使用方法や、最適なプランへのアドバイスも行っています。
従来の電気メーターでは、月に1度1ヶ月分の電気使用量を計測するだけでしたが、スマートメーターに切り替えることで、30分ごとの電気使用状況を把握できるので、細かいアドバイスが可能です。
また、ウェブサービス内のアンケートに答えると電気代の支払いに使えるポイントも貰えることがあります。登録は無料なので、忘れずに登録をしておくことをおすすめします。
電力自由化を省エネにつなげるために
電力自由化を省エネにつなげるためには、私達ひとりひとりの意識が大切です。
まずは、日々の電気料金や電気の使用状況を見直し、最適な電気料金プランを選ぶことが、省エネへの第一歩です。
スマートメーターを導入し、さらに細かく電気の使い方を把握することで、より省エネに繋がります。
■FIT電気を購入する際の注意点
先程記載したFIT電気を購入できる新電力は、ほんの一部です。
FIT電気を販売している電力会社は非常に沢山ありますが、中でもENEOSでんきは二酸化炭素排出量がとても少なく、省エネを意識している家庭にはとてもおすすめの電力会社です。
例えば、東京電力では二酸化炭素排出量が0.531kgCO2/kWhですが、ENEOSの場合は0.325kgCO2/kWhとかなり抑えられています。
しかし、FIT電気を売りにしているHTBエナジーの二酸化炭素排出量は、0.615CO2/kWhとなっており、東京電力よりも高い二酸化炭素排出量となっています。
省エネへの関心が高い方は、新電力の二酸化炭素の排出量までチェックすることをおすすめします。
環境に配慮した電力会社切り替えを!
電力自由化だからといって単に値段だけで電力会社を決めるのではなく、環境のことも配慮して電力会社を選べるといいですね。
また、電力会社を選んだ後でも、日々省節電の気持ちを忘れずに、電気の使い方を見直すことが重要です。
こまめに使わない部屋の電気を消したり、使わない電化製品の電源を切ったりすることも大切ですが、省エネ家電を選ぶこともエコに繋がります。