発電方法から見るコスト差

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発電方法によるコストの差はどれくらいあるの?

電力を生み出すには発電をする必要があります。

発電方法には火力発電や水力発電をはじめとして、さまざまな手段が用いられますが、発電方法ごとにかかるコストはどうなっているのでしょうか?気になりますよね。

今回は発電方法別のコストと、コストが安ければ電気代が安くなるのか?を調べてみました。

発電方法別のコストはどうなっている?

発電方法ごとのコストはどうなっているのでしょうか?これから見ていきましょう。

火力発電

火力発電の中でも、石炭・石油・液化天然ガスを用いた発電に分かれています。

石油火力発電の場合は、燃料調達にコストがかかります。日本では石油がほとんど取れないため、中東の石油産出国からタンカーで石油を輸入する必要があります。

そのため、輸送費や燃料費が高く、その分発電コストが高くなります。

産出国が偏っていると、価格変動の影響を色濃く受けるので、場合によっては高騰する可能性もあります。

発電方法の中で一番高いのは、石油火力発電のようです。

石炭火力発電の場合は、石油と同じように燃料を輸入しなければいけません。

しかし、石炭は世界各国で産出されるため、偏りがなく、安い地域から輸入すればコストを抑えることができます。

その反面、石炭火力発電は、C02(二酸化炭素)排出量が全ての発電方法の中でトップです。

環境負荷が大きく、環境面のコストはあまり良くないと言えます。

液化天然ガスは、石炭と同様に産出国の偏りが小さく、燃料費はそれほどかかりません。

二酸化炭素排出量も少ないため、火力発電の中では一番パフォーマンスが良いと言えるでしょう。

水力発電

水力発電は、ダムや水路などを作って、構造的に作られた力を利用して発電を行います。

それほど発電に費用はかかりませんし、二酸化炭素も排出しませんが、新しい水力発電施設を建設する場所が少ないという問題があります。

ダムを建設すると周辺環境の生態系を破壊する危険性もあるので、環境負荷もある程度考えられます。

また、降水量によっても左右されるので、雨が降らなくなると発電できなくなる可能性もあるでしょう。

風力発電

風力発電は、風という自然エネルギーを用います。そのため、火力発電のような燃料費は要りません。

しかし、政策経費、運転維持費、資本費などの費用がかかるため、トータルで見ると決して安くはありません。

発展途上の発電システムなので、開発費用や技術的な発展のためには必要経費と言えます。

他方で、風量発電は二酸化炭素をあまり排出しないので、環境負荷は小さいのですが風力発電施設は広大な土地を必要とするため、日本のような国土面積が小さい国では土地を探すのが大変になります。

太陽光発電

太陽光発電は、水力・風力発電と同じく、燃料費はかかりません。

太陽光発電を行うには、設備と設置工事、長期的なメンテナンスが必要になってしまうためその分余計にコストがかかります。

太陽光発電もまだまだ発展途上のシステムなので、将来的にはコストが低くなると考えられます。

技術的な進歩を期待しましょう。

原子力発電

原子力発電は、ウランのような核燃料を用いて発電を行います。

核燃料は世界各国にある上、備蓄性にも優れているため、発電方法の中では上位にくるほどのコストパフォーマンスです。

二酸化炭素の排出量も少ないというメリットもあります。

しかし、2011年3月の東日本大震災のような災害が発生すると、周囲に影響を及ぼす危険性があります。

徹底した安全管理の必要性、放射性廃棄物の処理方法などを整えていかなればいけないでしょう。

発電方法が安いと、電気代も安くなる?

発電方法別のコストパフォーマンスを見てきましたが、コストが安い発電方法を用いると電気代も安くなるのでしょうか?

電気代の仕組みを見てみよう

電気代の内訳は、発電費用、託送料金、人件費などの経費によって定められています。

そのため、各項目の費用を抑えられるほど、電気料金が安くなると言えるでしょう。

つまり、発電コストがかからない発電方法のもので発電をすれば、電気代が安くなるというのは正しいです。

トータル的なコストを考えると、もっとも安くなるのが原子力発電ですが、原子力発電で多くの電力をまかなうことは可能でしょうか?

原子力発電を使わないようにする動きもありますし、火力発電に比べると発電量が小さいので、現段階では原子力のみでの発電は難しいと言えるでしょう。

日本の発電の6割は、発電方法の中でもトータルコストが低くない火力発電で行われています。

「発電費用がかからない発電方法を利用すれば、電気代が安くなる?」という問いかけに対しては、「理論上は安くなる」と答える他ありません。

まとめ

発電方法が異なると、発電にかかるコストも変わってくることが理解できましたね。

それぞれの発電方法の良いところもあれば、悪いところもあります。

上手に選択し、組み合わせながら発電していくのが良いでしょう。

現段階では、発電コストが低い発電方法を使用すると、実際に電気代が安くなることに繋がると言うのは難しいですが、長期的に考えると可能性はあるでしょう。

比較的コストがかかっている自然エネルギーを用いた発電技術の飛躍的な進歩によって、大きく改善されると考えられます。

私たち消費者は日本の技術発展を期待しながら、電気を利用していきましょう。

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専属ライター/実は機械音痴
「ライターたるものPCと仲良く出来ずにどうする!」と自分に言い聞かせながら仕事しています。
好きな家電→トースター

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