電力自由化で新電気料金プランをリリースした関西電力を徹底リサーチ!
そういう意味では先進的な電気会社と言うことができるでしょう。
また、電力自由化によって、より一層消費者にとってお得になる可能性がある「eスマート10」というプランも打ち出しました。
時間帯で選ぶのか、季節で選ぶのかという観点を基に、自分に最適な電気料金プランはどのプランなのかを見極める必要があります。
それでは、関西電力の電気料金プランの詳細について見ていきましょう!
電気の使用量によって電気料金が変わるプラン
電力自由化前から運営されているスタンダードなプランと言えます。
こちらのプランを選択する場合は、家庭でどのくらい電力を使うのかという量でプランを判断するようにしましょう。
■従量電灯A
電力自由化前もっとも多くの家庭で契約されていたプランになります。
電力の使用量によって3段階で電気料金が変動します。
15kWh超過120kWhまでが第1段階。
120kWh超過300kWhまでが第2段階。
300kWh超過分が第3段階と設定されています。
また、毎月の平均使用量が800kWhを超える場合は、主に商店や事務所向けに提供されている「従量電灯B」というプランの方が安く済む場合もあります。
■eおとくプラン
電力の使用が多い家庭向けの電気料金プランになります。料金設定は2段階で設定されています。
300kWhまでが第一段階。
300kWh超過分からが第二段階にあります。
ひと月の電力使用量が300kWh以上800kWh未満の方にとってお得になるプランと言えます。
時間帯や季節によって料金が変わってくるプラン
自分のライフスタイルに沿って最適なプランを選択するようにしましょう。
■時間帯別電灯
時間帯によって電気料金が異なるプランで、昼間の料金が割安で、夜間の料金が割高になります。
「昼間」は7時〜23時の間で、「夜間」は23時〜翌7時の間に設定されています。
例えば、洗濯機、乾燥機、食器洗い機などを夜間に設定されている時間にタイマーを用いるなどして稼働させることで、電気料金を節約することができます。
■はぴeタイム
季節と曜日、時間帯で電気料金が変動するプランです。
1日の時間を「ナイトタイム」「リビングタイム」「デイタイム」に分け、デイタイムが一番高額になり、その後リビングタイム、ナイトタイムと電気料金が下がっていきます。
まず大きく分けて、平日と休日で電気料金が異なります。ここで言う休日とは、土曜日、日曜日、国民の休日に関する法律で規定する休日になります。
・平日の場合
平日の場合、時間帯設定は以下のようになります。
「ナイトタイム」:23時〜翌7時
「リビングタイム」:7時〜10時、17時〜23時
「デイタイム」:10時〜17時
・休日の場合
休日の場合、「デイタイム」は存在せず、時間帯設定は以下のようになります。
「ナイトタイム」:23時〜翌7時
「リビングタイム」:7時〜23時
そして季節によって「デイタイム」の料金が異なります。
「夏季」期間が割高となり、「その他季」は夏季よりも低い料金になっています。
「夏季」とは7月〜9月で、「その他季」とは10月〜翌6月までになります。
■季節別電灯PS
夏季期間を設け、「夏季ピーク時」「オフピーク時」「夜間時間」と時間を割り振って電気料金を変動させるプランです。
「夏季」とは7月〜9月までを指します。
夏季におけるそれぞれの時間帯は以下のようになります。
「ピーク時」:13時〜16時
「オフピーク時」:7 時〜13時、16時〜23時
「夜間時間」;23時〜翌7時
夏季以外の期間は以下のようになります。
「オフピーク時」:7時〜23時
「夜間時間」:23時〜翌7時
新電気料金プラン「eスマート10」
eスマート10の考え方は「はぴeタイム」 や「季節別電灯PS」に似ていますが、料金が割高になるデイタイムが夏季の平日にしか設定されていないのが大きな特徴です。
今、「はぴeタイム」 や「季節別電灯PS」をご契約されている方は「eスマート10」に切り替えることで電気料金が安くなる可能性があります。
まず、夏季における時間帯設定を見ていきましょう。
夏季とは7月〜9月の期間です。
そして、夏季の平日、休日(土曜日、日曜日、国民の休日に関する法律で規定する休日)で以下のように時間帯は設定されています。
・夏季平日
「デイタイム」:13時〜16時
「リビングタイム」:8時〜13時、16時〜22時
「ナイトタイム」;22時〜翌8時
・夏季休日
「リビングタイム」:8時〜22時
「ナイトタイム」:22時〜翌8時
そして、夏季以外の「その他季」(10月〜翌6月)は以下のようになります。
・その他季
「リビングタイム」:8時〜22時
「ナイトタイム」:22時〜翌8時
「リビングタイム」の料金は夏季の方がその他季に比べて割高になっています。
まとめ
その上で、なおかつより消費者のニーズに応えられるようにと打ち出したのが「eスマート10」です。
ただし、家庭の生活環境によって「eスマート10」が必ずしもお得になるとは言い切れません。
ですので、今回ご紹介させていただいた電気料金プランから、ご自分の家庭に合った料金プランを選択し、賢く節約するようにしましょう!