「通信会社系」の電力会社を比較してスマホやネットをお得にする

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スマホやネットがお得に!「通信会社系」の電力会社を比較

スマホとパソコンを使う女性
電気代を通信会社系の電力会社と契約すると、スマートフォンやインターネット代金が安く利用できます。お使いのキャリアから通信会社系を選ぶ方も多いかと思われますが、新しくキャリアを変更する場合、どうせなら電気代と一緒に契約してしまおう!と考えて予定している人も多いのではないでしょうか?通信会社系の電力会社を比較してみました。

docomoには「セット割引」が無い

残念ながら、docomoでは電気料金と電話料金を一括にすることで安くなるセット割引などのサービスは、現在のところ見つけられませんでした。auやソフトバンクは、電力自由化によって、電気代とスマートフォンや携帯電話の料金を一本化することで割引になるプランがあります。また、auやソフトバンクは電気事業自体にも参入しています。現在のところ、docomo系列の新電力会社も発電事業者もありません。セット割引を適用したい場合はauやソフトバンクの2択になります。

docomoと中部電力の提携

電力自由化に伴い、docomoは中部電力との提携を発表していました。中部電力のオンラインサービスを利用することで、ドコモポイントがもらえるというものです。しかし、このドコモポイントがもらえるキャンペーンは現在終了しています。docomoは今後、東京ガスや関西電力とも提携をする可能性があると発表していますが、詳しいことは今のところわかっていません。auやソフトバンクと比較すると、docomoは電力小売事業にあまり乗り気ではないようです。

ソフトバンクならセット割引が可能

docomoと比較すると、ソフトバンクはかなり電力事業に乗り気のようです。ソフトバンクなら、電気料金とスマートフォンや携帯電話の料金をセット割引で利用することができます。また、Tポイントも溜まります。ソフトバンクはSBエナジーという太陽光発電を行っているグループの電力会社もあり、本格的に電力事業に参加しています。ソフトバンクのプランには、大きく分けて「スタンダードS」や「プレミアムプラン」などのスタンダードなプランと、太陽光発電など、自然エネルギーを利用する場合のFITでんきプランの2種類のプランがあります。

ソフトバンクとソフトバンクでんきを契約した場合

東京電力エリアでソフトバンクとソフトバンクでんきを契約し、セット割引を適用させた場合のシミュレーションをご紹介します。今回は、クリーンエネルギーではなくお得なスタンダードなプランからご紹介します。東京電力の従量電灯Bの場合と比較して、電気代からどれくらいお得になるのかをご紹介します。

単身世帯や少人数家族がスタンダードSに切り替えた場合(30A、333kWh/月)

・2年間で電気代が4,800円得になる

・2年間でTポイントが2,020ポイント溜まる

3〜4人の家族がバリュープランに切り替えた場合(40A、392kWh/月)

・2年間で電気代が16,800円得になる

・2年間でTポイントが960ポイント溜まる

5人以上の家族がプレミアムプランに切り替えた場合(50A、700kWh/月)

・2年間で電気代が22,080円得になる

・2年間でTポイントが1,880ポイント溜まる

auでんきのセット割引

auでんきはauが運営する電力会社です。auでんきもソフトバンクでんきと同様に、セット割引が可能です。auでんきの場合、基本的な電気料金は現在の電気料金と同じ価格です。そのため、今よりも電気料金が高くなるという心配はありません。また、利用金額に応じてポイントをキャッシュバックしてくれます。ポイントのキャッシュバック率は以下の通りです。

・1ヶ月の電気料金が5,000円未満は1%のキャッシュバック

・1ヶ月の電気料金が5,000円以上8,000円未満は3%のキャッシュバック

・1ヶ月の電気料金が8,000円以上は5%のキャッシュバック

電力会社のポイントは、au WALLETプリペイドカードにキャッシュバックされます。電子マネーとしてお買い物で使うことが出来ます。しかし、ソフトバンクと違い、割引とは別にTポイントなどのポイント付与は無いので、ソフトバンクと比較すると、割引率は少ない印象です。

auとauでんきを契約した場合

auとauでんきを契約した場合、ソフトバンクと同じ従量電灯Bという条件で計算してみましょう。

単身世帯や少人数家族がauでんきSに切り替えた場合(30A、333kWh/月)

・2年間で3,780円のキャッシュバック

3〜4人の家族がバリュープランに切り替えた場合(40A、392kWh/月)

・2年間で6,288円のキャッシュバック

5人以上の家族がプレミアムプランに切り替えた場合(50A、700kWh/月)

・2年間で16,126円のキャッシュバック

このように比較してみると、総合的にソフトバンクでんきのほうが割引率が高いようです。

まとめ

お話した通り簡単に「通信会社系」の電力会社3社を比較した場合、今のところ最もお得なのはソフトバンクとソフトバンクでんきを契約する場合です。しかし、電気代はライフスタイルによって大きく変化するため、簡単に電気料金や割引率だけを見て決断するのではなく、自分や家族のライフスタイルに合ったプランを選択することが大切です。今回比較に使った条件はほんの一例です。まずは各電力会社の公式サイトでシミュレーションしてみるのがおすすめです。

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ジャンヌ
ライター/エコなものが好き
エコじゃないものと闘う、地球に優しい女性ライター

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