電力自由化のメリットは特典、サービスが選べる所にあり!
電気の販売会社は、電気の販売に結び付く、様々な新しいサービスを顧客獲得に向け、提供しています。
他社との差別化を図り競争に勝つために、自社が得意とするサービスで、顧客獲得を目指しています。例えば、ビルや工場プロセスの、省エネルギーに関するサービスをビジネスとして提供しています。
電力自由化の新しいサービスを活用しよう
暮らしにより密着したサービスの普及
電力自由化のメリットの一つに「暮らし丸ごとサービス」というのがあります。現在様々なスマート技術が開発されていく中で、実際どのようなサービスが検討されているのでしょう。
電力会社に聞きますと、返ってくる言葉は一致して「暮らし丸ごとサービス」でした。 例えば住宅用太陽光発電パネルを設置し、使用電力量を少なくすれば、昼間の余った電気を売電すると、夜間に電気を買った分を、同じくらいにすることもできます。
さらに蓄電池を設置することで、電気の売買をほとんどせずに済み、エネルギーの自立度を向上させることができると言うメリットが生まれます。
ライフステージを支えるメリット
独立すれば、住い探しや、引っ越し、結婚すれば、より広い住まいが必要になります。 子どもが生まれ、成長すれば暮らしが変化します。
エネルギーの使い方を始め、ライフステージごとに必要なサービスは変化します。
したがって「暮らし丸ごとサービス」はその内容によって大きく変化します。
暮らし丸ごとサービスのメリットを活用するとなれば、空間だけでなく時間も考えていくことが求められます。
各電力会社の特典・サービスを選ぼう
ガス会社は、ガスや電気を一緒に申し込むことで、大幅な割引価格を提供してくれました。ガソリン会社は、給油の度に価格の割引があります。
携帯電話の場合は、電気料金とセットで、料金そのものが安くなったりキャッシュバックを得られたりします。
またケーブル会社は、電気料金だけでなく、ケーブルテレビが月額で安くなるサービスもあります。
今まで何気なく利用していたスーパーマーケットでも、買い物ポイントを付与する特典もあります。
このようなメリットをどう活かしていくのか、その活用方法はエンドユーザーの私たちに任されているのです。
電力自由化にはエネルギーの産地直送というメリットも
そうした時には、地域外にも、電気や、風力発電、バイオマス発電などの電力を、供給する気運が盛り上がっています。
これも電力自由化のメリットと言えそうです。
この時、単に電気を売ると言う事だけでなく、どこの発電所なのかを明確に販売する、と言うことも可能となります。
この仕組みは、いわば、「電気の産地直送」ということです。
この産地直送が魅力的なのは、顔が見えるエネルギーということです。
また発電所のある地位や自治体を、広く知ってもらうと言うメリットも考えられます。 知名度があがれば、その地域の特産物や観光にもつながる可能性もあり、二重三重のメリットが生まれると言うものです。
電力自由化による地方の新電力(PPS)が急増しており、主に再生可能エネルギーを弦源としているところが多く、地球環境に優しい電源ということもメリットになるでしょう。
地域発エネルギー会社の誕生促進
また地方都市ガス会社などでも、地域での電気事業に取り組むところが増えているようです。
これらの背景には、地元にある自然エネルギーを地元で活用したいという想いがあります。固定価格買取り制度の導入に伴って、地方での自然エネルギーの開発が進められました。発電した電気は、大手の電力会社に買い取られるため、地元では直接使用することはこれまで難しい事でした。
また発電所を建設する主体も、地元の企業ではなく、結果として、地元にあまり経済効果はありませんでした。
こうした現状を打破してくれたのが電力自由化です。
大手の電力会社の代わりに、地域の電力会社が地元の発電所の電気を買い取り、公共施設などに供給すれば、地元で使えると言うことです。
それも地元の会社ということで、地域の雇用にもつながり、関連業者も含め、個人単位ではなく社会という大きな単位にもメリットを与えています。