電気料金の領収書を保管する際に気をつけること

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電気料金の領収書を保管する際の注意点

水色の背景に領収書とお金が置かれている写真

皆さんは電気料金の領収書はどのくらいの期間保管していますか。

急に領収書が必要になったときやふと電気料金が気になったときには、既に処分してしまっていたなんて話もよく聞きます。

ここでは電気料金の領収書を保管する際に気をつけるべきことや処分してしまったときの対処法について詳しくご紹介します。

電気料金の領収書はどのくらいの期間保管していればいいの?

同じ公共料金でも水道料金の領収書には、払い込みの証拠になるので5年間は保管しておくようにとの旨がしっかりと記載されています。

しかし、電気料金のほうには特にこれといった記載はされていないので、どうやら明確な保管期間は定まっていないようです。

実際に多くの方が電気料金の領収書を保管せず、確認した後はすぐに処分しているのではないでしょうか。

また、領収書を保管しているという方は多くの場合、家計簿を付けるためや長いスパンで電気料金を計算するためのデータとして保管している場合が多いようです。

Excelや写真にデータとして長期間保管しておくという人が多数

領収書自体を保管していると邪魔になるので、Excelや写真にデータとして保管しているという人もたくさんいます。

たしかに、Excelや写真は場所を取らないうえにいつでも確認できるので非常に理にかなっています。

ただし、銀行口座開設の際などには必要書類として公共料金の領収書が必要となってきます。

このようにデータではなく本体が必要となってくる場面もありますので、データとして保管しているという方も一枚は保管しておくと安心です。

引き落としの方は2年間の保管がおすすめ

極稀にですが誤った電気料金が利用者に請求されるという場合があります。

そして、支払い方法で引き落としを選択されている方の場合、既に引き落とされている可能性があります。

いつもの料金と多少しか違わない場合・いつもよりも安くなっているという場合はあまり気にならないかもしれませんが、大きな過払いの場合は返金を望む方がほとんどですよね。

こういった場合、過払いの証拠として電気料金の領収書を提出する必要ができてきます。

そして、一般的に過払い金の返還請求期間は2年をすぎると時効になってしまいますので、もしもの時のために2年間は保管しておくことをおすすめします。

電気料金の領収書はどのようなときに必要になるの?

電気料金の領収書は本人確認書類として提出をしなければいけない場面が多くあります。

基本的に金額・日付・発行元の電力会社が印字されてさえいればその効力を発揮します

つまり、紙の端が少しちぎれたからといって再発行を考える必要はありません。

また、ほとんどの電力会社では電気料金の領収書を再発行することができませんので注意する必要があります。

しかし、電力会社によってはその代用品を発行してくれるところも多いので、もしもの時は電力会社に連絡してみましょう。

契約や書類提出の際に必要となることがある

電気料金の領収書が必要となってくる場面は意外とたくさんあります。

具体的には、下記のような場面で必要となってきます。

  • 銀行の口座開設を行うとき
  • 確定申告を行うとき
  • 願書の提出を行うとき

このように様々な場面で必要となってくるので、処分する際は自分のスケジュールに上記のような予定が入っていないことをきちんと確認しておきましょう。

保管はクリアファイルがおすすめ

電気料金の領収書の保管にはクリアファイルがおすすめです。

なぜなら、この紙の材質が柔らかいのですぐに折れ曲がったり破れたりしてしまいます。

また、水にも弱く濡れてしまうと文字が滲んでしまうこともあります。

「金額や日付、発行元さえ分かれば良い」

とは言われていても、大事な場面で提出する際には綺麗なもののほうが印象は良いですよね。

破れたり濡れたりするのを防ぐためにも、保管する際はクリアファイルを利用しましょう。

再発行はほとんどの電力会社ではできないので要注意!

先程も言いましたが、ほとんどの電力会社では電気料金の領収書は再発行を行うことができません。

しかし、電気料金の領収書の再発行はできないと言われても

「銀行講座の開設で使おうと思っていたにも関わらず、電気料金の領収書を処分してしまった!」

という場合もありますよね。

こういった場合には、電気料金支払い証明書を発行してもらいましょう。

この支払い証明書は、領収書と同じように銀行口座の開設や願書の提出の際に利用することが可能となっています。

電気料金支払い証明書の発行方法

ここでは電気料金支払い証明書の発行方法についてご説明します。

まず、支払い証明書の発行には発行手数料がかかります。

また、証明金額が5万円以上になる場合は印紙代も必要となってくるので注意が必要です。

発行方法は電力会社によって異なり、電話一本で後は窓口で証明書を受け取れるという会社もあれば、多くの書類を提出しないと発行してくれないという会社もあります。

さらに、発行にかかる料金や時間も異なり、前日までに連絡をすると受け取れるという会社と連絡してから1週間~10日ほどかかるという会社があります。

そのため電気料金支払い証明書が必要な方は、早めに自分の利用している電力会社の窓口に問い合わせるようにしましょう。

電気料金の領収書はクリアファイルで保管しよう

電気料金の領収書は銀行の口座開設や願書の提出といった場面で使われます。

紙の材質が汚れたり破れたりしやすいため、使わなければならない場面がある場合は、クリアファイルに入れて保管しておくことをおすすめします。

また、代用書類の発行は可能となっていますので、もし処分してしまったという場合は自分が利用している電力会社へ連絡してみましょう。

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ジャンヌ
ライター/エコなものが好き
エコじゃないものと闘う、地球に優しい女性ライター

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