ネット回線と電気をまとめてお得になる新電力のプランの紹介
電力自由化によって、ガスや携帯料金だけでなく、ネット回線も電気との契約でお得になるプランが出てきました。
ネット回線を引いている家庭で月々の出費を減らしたい方は、セット割引などが適用になる新電力がおすすめです。
ネット回線系の新電力を特集していきます。
ネット回線もセット割引でお得に
電力自由化後、新電力のプランではガス代やガソリン代、携帯料金代など様々なセット割引が行われるようになりました。
その中でも注目されているのがネット回線とのセット割引です。
ネット回線系のセット割引をしている新電力とそのプロバイダーは、以下の通りです。
・東京ガス(OCN、BIGLOBE、So-net、plala、@nifty、AsahiNet、Excite、DTI)はプロバイダーによって割引額が異なる
・ソフトバンクでんき(Yahoo!BB)は毎月100円〜300円の割引
・eo電気(eo光)は毎月648円の割引
・auでんき(au one net、@nifty、@T COM、AsahiNet、BIGLOBE、DTI、So-net)は電気使用量によって1%〜5%のキャッシュバック
・@niftyでんき(@nifty)は最大月400円の割引
■東京ガスのトリプル割がお得
ネット回線系のセット割引でお得なプランは、東京ガスのトリプル割です。
トリプル割での割引は、契約するプロバイダーによって異なります。
・OCNは毎月100円〜300円の割引
・BIGLOBEは毎月200円〜300円の割引
・So-netは毎月200円
・plalaは毎月100円の割引
・@niftyは毎月200円の割引
・AsahiNetは毎月300円の割引
・Exciteは毎月110円の割引
・DTIは毎月100円〜250円の割引
このように、東京ガスのトリプル割のプランでは複数のプロバイダーを選ぶことができます。
既にプロバイダーを契約している家庭であっても、トリプル割を受けることができます。
東京ガスは単にインターネット代の割引だけでなく、生活まわり駆けつけサービスやクックパッドの有料機能である人気順検索が使えるなどの特典があります。
さらに、電気の利用額に応じてパッチョポイントも溜まります。
電気料金自体もトップクラスの安さとなっています。
ネット回線と電気代をまとめるメリット
ネット回線と電気代をまとめると、セット割引の適用だけでなく、月々の支払いを1本にまとめることになるので、家計を管理しやすいというメリットがあります。
(中にはセット割引が適用になっても引き落としがばらばらになる場合もあります)
特に、@niftyでんきのプランでは、月々の支払いを一本化し、家計を管理しやすくすることができるのはもちろん、電気使用量によって最大で月400円の割引が適用になります。
■ネット回線の契約のデメリット
プロバイダーの契約自体が複雑なため、電気と一緒に契約することで複雑化してしまうというデメリットがあります。
特に、東京ガスのトリプル割の場合、プロバイダーに申し込みをしなければなりません。
また、plalaやOCNの場合は、既に契約している場合はトリプル割が適用になりません。
割引の適用条件や解約条件、契約期間などもプロバイダーごとに異なります。
そのため、これらの条件や期間をしっかりと事前にチェックしてから契約する必要があります。
トータルで最もお得な新電力は?
このように各社のサービスを比べてみると、インターネット回線と電気をまとめて契約すると、セット割引の場合は各社100円〜300円程度の割引が相場のようです。
そのため、セット割引だけで見ると、@niftyでんきは最大月400円の割引、eo電気は毎月648円の割引となり、相場よりもお得です。
しかし、セット割引以外にもポイントの付与があったり、各会社の電気料金が異ったりするため、一概にどこの電力会社が最もお得となるとは言い難いです。
auでんきの場合はauWALLETに電子マネーポイントがキャッシュバックされる形式です。
■「割引額」に注目するよりも大事なこと
電気とネット回線のセット割引を期待して新電力への乗り換えを考えている場合、単純に割引額に注目するよりも、トータルでどこの新電力がお得になるのかを吟味して決める方がおすすめです。
電気使用量はどれくらいか、どの時間帯に電力を使うのか、現在どのプロバイダーと契約しているのか、などといった細かい点を確認する必要があります。
新電力に乗り換えて電気料金とネット回線をまとめてセット割引を適用しても、世帯の人数によっては現在の電気料金よりも高額になってしまう可能性があります。
また、現在契約しているプロバイダーを解約することで、解約金が発生する可能性もあり、余計にお金がかかってしまったという結果になってしまうリスクもあります。
プロバイダーの契約がいまいち良くわからないという方は、現在のプロバイダーとの契約を確認し、かつ新電力のプランではどのような契約となるのか十分確認してからの契約がおすすめです。