オフィスの節電対策は空調と照明とOA機器を見直していきましょう。

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オフィスの節電対策で知っておきたい3つのポイント!

オフィスというのはどうしても電気代がかさんでしまうものですが、実際にどのようなところで電気を消費しているのかを知っていますか??

オフィスにおけるエネルギーの消費割合は照明や事務機器のコンセントからの消費が約42%、エアコンなどの空調系が約31%でその他のものが約27%と言われています。

そしてオフィスでの節電対策を行う場合に気をつけていきやすいのが、先ほどの割合の中でも大きい数字を占めていた空調と照明とOA機器の3つとなっています。

この3つを気をつけていくことが上手くオフィスでの節電をしていくための大事なポイントとなってきます。

空調を調節してオフィスの節電対策を!

まずは空調のお話からして行きたいと思います!
環境省では冬の空調の設定を1℃低くすることで10%の電力消費削減をすることが見込めるという実証をしており、設定温度を見直すことがかなり重要なオフィスでの節電対策であることは間違いありません。

また空調のON・OFFをすることは電力を消費することに大きく繋がります。
その理由として空調は運転開始後しばらくの間多くの電力消費をしてしまうことが要因にあげられます。

ですので冬などは室温が高くなって熱くなってしまい一旦切るなんてことはせずに、適温くらいの温度を設定してつけたり切ったりしないようにすることがオフィスの節電対策に繋がってきます。

また空調の電気消費量が高くなってしまう原因は空調そのものにある可能性もあります。

まず空調が新しいものでなく古いものを使用している場合に電気代が高くついてしまうケースがあります。

新しいものが出るにつれて使用する際の消費電力が少なくなっている傾向があり、古いものは今の新しい空調に比べるとかなり電力消費に差がでると言われています。

またクリーニングをあまりしていない場合にも電力消費を多くしてしまう可能性があります。

空調の大きさによって異なってきますが、数年間空調のクリーニングを行っていない場合は、クリーニングを行った前と後で2~3割の消費電力削減に繋がると言われています。

空調の運用面ではなく設備面を考えることもオフィスの大きな節電対策に繋がりますよ!

照明はLEDにするのがベスト!もしくは蛍光灯を抜く??

続いてオフィスの照明での節電対策ですが、一番わかりやすい方法としては照明を全てLEDに交換するという対策を取る方法があります。

オフィスなどで使われる一般的な蛍光灯は40型というものが多く、1本あたりの消費電力はおよそ40Wとされているのに対し、LED照明に変えると1本あたりの消費電力は22Wにまで下げることができます。

これにより約45%の節電効果を狙うことができるそうです。

またトイレなどに使用している白熱電球に関してはLEDのものに交換すると80%以上の節電対策をすることができるということで大いにその効果を得ることができます。

しかしLEDは設置に多額の費用がかかってしまうのが事実ですよね。

そんな時によく実践されているのが間引き点灯という方法です。

間引き点灯とは蛍光灯の一部を外して残りの部分だけで照明として補う方法です。

しかしこの間引き点灯には大きな落とし穴があるのでご注意を!

蛍光灯には電流を制御する安定器が付いている可能性が高く、間引きをしたところで同じ電力を消費してしまっていることがあります。

ですので間引き点灯を行う際には使っている照明のメーカーに間引き点灯が可能なものかどうかを確認しておく必要がありますよ!

OA機器の中でも印刷機はかなり電力を消費しています!

オフィスでの節電対策をしていく上で次に注目をしたいのが印刷機です。

コピー機やプリンター、FAXなどがそうですが、オフィス用はレーザービーム方式というシステムを搭載した機器が多く、この場合印刷時の消費電力がなんと1000W以上となっておりかなり大きな電力を消費しているのです。

しかしオフィスで仕事をしている以上印刷をしないなんてことは無理ですよね…。

まずなるべく電力を抑える方法としてはスリープモードにしっかりと設定しておくということ。
最近のプリンターなどでは使用していない間電力をほぼ0にするスリープ機能を搭載しているものがありますし、もちろんスリープ機能までの時間を調整することができるものが多いので、使用頻度にあわせてなるべく節電をすることが可能です。

さらにもう一つの方法としてはレーザービーム方式ではなくインクジェット方式のプリンターを個人個人が使用していくとうもの。

印刷時の消費電力が1000Wのレーザービーム方式に比べ、インクジェットプリンターは20Wしかかかりません。

つまりインクジェットに比べレーザービーム方式は50倍もの電力を消費していることになります。

これは大きな節電効果が期待できそうですよね!

設置面と運用面のどちらも見直していきましょう!

オフィスでの節電対策は空調と照明と印刷機重要なポイントになってきます!
どれも設置面から考えていくことが重要です。

新たなものを設置する際には費用はかかってしまうものですが、長い目でみると必要経費として捉えることもできるのではないでしょうか?

もしそれが厳しい場合には運用面に関しても様々な節約対策を取ることができますので、そちらを実施していくことを考えていきましょう!

私がお届けしました!

チャーリーブラック
専属ライター/新電力がアツいです
寒がりで普段から着こみ癖があります。
冬は電気代を抑えるのに必死です。
好きな家電→ 加湿器と15年以上使っているDENONのコンポ

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