加湿器を使って賢く節電!
今回は、加湿器の種類によってかかる電気代がどのように変わるのか、どれほど節電に繋がるのかを見ていきたいと思います。暖房器具なども使う冬の季節、かさむ電気代を少しでも抑えるためには、考えるべき点はたくさんありますよ!
そして、まず一つ言えるのは、加湿器とエアコンとの組み合わせで節電出来るということです。それはなぜか?人は、湿度が高い方が暖かさを感じます。言い換えれば、エアコンの温度を下げても、加湿器を使うことで体感温度は下がりにくく、節電になるということです。
それでは、加湿器の種類を詳しく見ていきましょう!節電以外の視点からも自分に合ったものを探してみてください。
スチーム式で加湿力全開!
スチーム式加湿器からまずご紹介していきます。この種類は本体でお湯を沸かして加湿するものなので加湿力が高く、短時間で広範囲を加湿したい方におすすめです。
電気代は4種類の中で一番高く、一日8時間使うと、1ヶ月でおよそ1700円の電気料金を支払うことになります。節電にはあまりつながらないかもしれませんね…
しかし、蒸気に熱を与えるのでばい菌が死んでしまい、衛生的なので赤ちゃんやお年寄りなど免疫機能が弱い方がいらっしゃるお宅にはおすすめです。また、お手入れがほとんどいらないというのも大きなメリットの一つです。
デメリットとしては、出て来る湯気や中のお湯が熱いので、湯気に手をかざしたり倒してしまうと危ないことです。音も大きめで、お湯を沸かすため部屋の温度が上がり春先には少し鬱陶しくなるかもしれません。
ですが、最近は吹き出し口が熱くならないものや、コードの接続部分が磁石になっていて、足を引っ掛けてもすぐに抜けて本体は倒れないタイプがあるので、選ぶ時はそのような細かい所に気を使っている製品を選ぶといいかもしれませんね。
節電と機能は完全には両立しないものだと考えて良さそうです。
高級ハイブリッド式で節電も加湿力も手に入れる!
見出しにもあるとおりですが、ハイブリッド式はスチーム式と気化式両方の機能を併せ持ち、水を吸わせたフィルタに温風を当てて気化させて加湿します。
つまりは、湿度をあまり必要としない時は気化式、加湿が多く必要な時は、スチーム式で一気に加湿するということです。(気化式については後に説明があります)
電気代は1日8時間使うと、1ヶ月で1100円ほどかかります。もし、機能と節電をある程度は両立したいのであれば、ハイブリッド式はおすすめです。
しかし、このタイプには本体が高級なものが多いので、どのくらい加湿器を使うのかという事を考慮に入れて選びましょう。
値段が高い分、安全性は折り紙付きと言っていいでしょう。
超音波式で可愛く節電!
超音波式は超音波振動で細かく破砕した水をファンで吹きだし加湿するものです。デザイン性が高く、かつ小さいものが多いので、インテリア感覚で買う方にはおすすめの商品です。
電気料金は、前の2種類より大幅に下がって1日8時間で1ヶ月使用しておよそ220円です。節電したい方には魅力的ですね!
加湿力も問題なく、本体価格も非常に安いのでいいところばかりに思えますが、実は、このタイプは手入れが非常に面倒です。
なぜかといいますと、熱を使用していないので、汚い水を加湿器に入れてしまった場合でもそのまま蒸気にされてしまい雑菌が入りやすいからです。本体にカビが生えてしまった場合も同じです。
そのため手入れをこまめにしないといけないのです。また、手入れにはブラシが必要なので手間が要ります。
ただ、手入れが苦でない方や、一人暮らしでたまに使うという方にはおすすめです。
気化式で最強節電!
最後は気化式です。このタイプは水を吸わせたフィルタに冷風を当てて気化させて、加湿するものです。加湿能力は弱めですが、節電となるとこのタイプにかなうものはありません。そのため、節電を第一に考えるなら迷うことなくこのタイプを購入するべきでしょう。
電気代は1日8時間で1ヶ月170円とお菓子を一つ買う程度の値段で利用することができます。
また、本体にかかるコストも安くなっており、運転音も静かなので、コスト重視の方にもおすすめの加湿器となっています。また、お湯を沸かすわけではないので熱くなることはなく安全だというのもメリットの一つです。ですが、その分冷水が蒸気となって部屋に充満するために部屋の温度が下がってしまうのがネックとなっています。
加湿器を使った節電を始めよう!
4種類全ての加湿器を見てきましたが、どうだったでしょうか?私自身、加湿器の電気代がここまで違うという事に驚いたと同時に、節電への意識が高まりました。個人的には、節電も大事ですが、やはり機能を重視するのが使っていてストレスが溜まらず、結果としては自分に合ったものを変えたという風になるのかなと思っています。
この記事が少しでも加湿器を選ぶ際の役に立てたらなと思います。