電力自由化後、東北電力エリアではどんなメリットがある?
東北電力のエリアは、青森や岩手、山形県など7つの県をカバーしています。
電力自由化で何も考えず電力会社を変更すると、メリットよりもデメリットが目立つ場合がありますが、東北電力のエリアの場合では、新電力に変更することでメリットはあるのでしょうか?
東北電力エリアの電力自由化によるメリット
電力自由化による最大のメリットとして最初にあがるのは「選択肢が広がった」ということでしょう。
工場や大型施設では、以前から電力自由化が推し進められて行き、自由に電力会社を選ぶことができましたが、一般の家庭でも自由に電力会社を選ぶことが可能になりました。
各社、セット割引や独自の電気料金を提供しています。
■東北電力エリアはどの県が対象となっている?
東北電力のエリアでは、以下の7県が対象となっています。
・青森県
・岩手県
・宮城県
・秋田県
・山形県
・福島県
・新潟県
新潟県は東北ではありませんが、東北電力の管轄となっています。
これからこれらの県に引っ越しする方は、東北電力だけでなく新電力も検討してみることをおすすめします。
東北電力エリアで選べる新電力一覧
・HTBエナジー
・auでんき
・須賀川ガス
・ミツウロコでんき
・エネワンでんき
・イーレックス
・Looopでんき
・洸陽電機
・eコトでんき!
・丸紅新電力
・楽天エナジー
・ニフティ
・J-COM電力
・ヤマダのでんき
電気の使用状況やライフスタイルにもよりますが、基本的に一人暮らしの方以外は東北電力よりも新電力と契約した方が電気料金は安く抑えられる傾向にあります。
東京電力エリアでおすすめの電力会社
・Looopでんき
・HTBエナジー
・auでんき
3人家族や4人家族の場合、最大で年間5%程度の電気料金を抑えられるというメリットがあります。
ただし、auでんきの場合はau WALLETとのセット割引となっています。
auユーザー以外にはあまりおすすめしませんが、auユーザーで東北電力のエリアに住んでいる方は、是非検討してみましょう。
しかし、auユーザーであってもau WALLETを使わないという方ですとあまりメリットはありませんので注意が必要です。(ポイントとして還元されるため)
■特にLooopでんきがおすすめ
上記の3つの新電力の中でも、特にLooopでんきがおすすめです。
Looopでんきの場合ですと基本料金が0円で、従量料金の単価も一定なので、時間や使用量を気にせず生活することが可能です。
さらに、再生可能エネルギーのFIT電気の比率も高く、環境のことを考えている家庭におすすめです。
夏でも冬でも電気料金が変わらないのは嬉しいですよね。
違約金や契約期間なども無いので、いつでも退会できるので転勤族の家庭も安心して契約できます。
東北電力にもメリットがある
サービスに登録すると、300ポイントの付与、WEBの検針票に切り替えることで月50ポイントの付与、月々の電気料金の支払いをクレジットカードにすることで毎月25ポイントの付与というメリットがあります。毎月75円分がお得になります。
■ただし新電力の方がメリット大
このように、電力自由化後であっても、東北電力にも十分メリットはあります。
ただし、よりそうeねっとに登録するメリットと、新電力に乗り換えるメリットを比較すると、新電力に切り替えた方が年間で2,000〜7,000円の節約になります。
東北電力のよりそうeねっともお得なサービスですが、新電力に切り替えてしまった方がメリットは断然大きいです。
■ロードヒーティングを持っている家庭
東北電力のエリアの家庭では、ロードヒーティングなどの特殊な設備を持っている家庭も多いと思われます。ロードヒーティングを持っている家庭では、東北電力の融雪用電力プランを契約している家庭も多いでしょう。現在のところ新電力で融雪用電力プランと同じようなプランはありません。電力自由化後であっても、ロードヒーティングを持っている家庭では、新電力に乗り換えないという選択によってメリットがあると言えるでしょう。
東北電力エリアでは状況に応じて乗り換えましょう
東北電力のエリアでは、一人暮らしの場合は逆に電気料金が高額になるケースも多々あり、あまりメリットは感じられません。
一人暮らしの方は、しっかりと電力会社を吟味する必要があります。
逆に、2人以上の家庭では、新電力に切り替えた方が大きなメリットを享受できる場合が多いです。
電力自由化によって、お得な電気料金を打ち出している電力会社は増加しています。
すぐに電力会社を変更しない場合であっても、日頃から新電力の動向をチェックしておくと、いざ電力会社を変更する時にスムーズに決められるので、日頃から電力自由化の話題はチェックしておきましょう。