電力自由化で参入してきた新電力会社の料金・サービスを比較

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電力自由化の新電力とは?各社の料金・サービスを比較

2016年4月から、一般家庭への電力の販売が自由に行える電力自由化が開始されました。

2016年9月27日現在、348の事業者が登録されています。

「新電力」に乗り換えた方がお得になるとはよく聞くけど、ところで「新電力」ってどんな意味?乗り換えても本当に大丈夫?どこにすればいいの?

そんなあなたの疑問にお答えしたいと思います。

電力自由化と新電力

2016年4月から始まった電力自由化。

考えてみたいけど、電力自由化?新電力?イマイチよくわからないという方も多いのではないでしょうか。

新電力とは?

今までは、東京電力、関西電力など全国に10社ある地域の電力会社(一般電気事業者)が電力を供給してきました。

一方、契約電力が50kW以上の商店、オフィスや、2000kW以上の大規模工場、ビルなどには、東電などの一般電気事業者以外の事業者でも電力を販売することが可能でした。

こちらを特定規模電気事業者(PPS)と呼び、特定規模電気事業者が販売する電力を「新電力」と呼んでいました。

2016年4月、この50kW以上という縛りがなくなり、一般電気事業者、特定規模電気事業者という括りもなくなりました。

どちらも合わせて「小売電気事業者」と呼び、50kW未満の一般家庭にも、すべての事業者が販売できるようになりました。

この流れを「電力自由化」と呼んでいます。

新しく電力を発電しているの?

「新電力」といっても、上記のように新規参入事業者が販売する電力のことで、新しい電力を作っているわけではありません。

もちろん、地熱や風力などの自然エネルギーを開発して自ら発電している事業者もいます。しかし多くの事業者は、電力を発電する事業所から買い取って一般家庭などに売る、いわば電気の卸売のような仕事をしています。

倒産したら停電するの?

電力自由化による新電力への乗り換えに関して一番よく聞く質問ですが、その心配はありません。

電力自由化により新規事業者が電気を売るようになっても、発電所から家庭に届けられるまでの送電の仕組みは今までとなんら変わりません。発電所から今までと同じ電線を通って消費者のところへやってきます。

またこの電力自由化が始まるにあたって、日本では地域の電力の過不足を監視する「電力広域的運営推進機関」という機関が作られました。

さらに、もし新規事業者が供給する電気が足らなくなった場合は、従来の電力会社(東電や関電など)がバックアップするよう取り決めがされています。

ですので、倒産して電気が届かなくなるといったことにはならないようになっています。

新電力事業者とその特徴

電力自由化で参入した新電力事業者にはどのような会社があるのでしょうか。代表的な事業者を見ていきましょう。

一般家庭におなじみの代表的な事業者

・東京ガス(東京電力エリア)

関東で一番人気の新電力事業者です。電気料金は少しお得で、使用量が多いほど値下げ幅は大きくなり、またガスとのセットで契約すると基本料金が270円割引されます。

大企業であり信頼感も安心感もある点、解約料0円で縛りなし、Tポイントや楽天スーパーポイントなどに交換できるパッチョポイント(1000円で15pt)などが人気の理由です。

・大阪ガス(関西電力エリア)

関西で同じく一番人気の事業者です。基本料金は関電より高いですが、従量料金はいずれの使用量でも関電より安くなっています。

こちらではガスとセット契約で1%の割引、さらに2年縛りの契約で2%の割引が受けられます。

2年縛りの解約金は2,000円、ただしエリア外への転居の場合は解約金は発生しません。

・ENEOSでんき(東京電力エリア)

こちらも東京ガスに次いで関東で人気の事業者です。

基本使用料は東京ガスと変わらず、従量料金はすべての使用量で少しお得になっています。

さらに「にねんとくとく割」という2年縛りの契約をすると、1kWhあたり0.2円~0.3円の割引を受けられます。

特徴的なのはENEOSカードで電気料金を支払う設定にすると、ENEOSカードでのガソリン給油が1円/L安くなるというサービス。

また電気料金の支払いでTポイントが200円あたり1pt付与されます。

・ソフトバンクでんき(北海道、東京、中部、関西電力エリア)

携帯とセットで携帯料金が最大月300円の割引、ネットとセットで同じくネット代が最大月300円の割引を受けられます(※契約内容による)。

また、電気料金に関しても300kWまで定額のバリュープラン、400kWまで定額のプレミアムプランなどが設けられているのが特徴的です。

超えた分の従量課金も東電などより少し安く設定されているので、多く使う分にはお得です。

ただし、バリュープラン、プレミアムプランで使用量が少なかった場合は東電より損する場合もあり得ますので注意が必要です。

・J:COMでんき(北海道、東北、東京、関西、九州電力エリア)

ケーブルテレビのJ:COMでも電力事業が行われています。J:COMでんきの料金設定は東電や関電などと同じになっています。ただし、ネットやテレビとのセット契約でお得に契約できる各種セットコースを設けています。

すでにケーブルテレビやインターネットに加入している人、加入予定の人にとってはお得になる事業所です。

シェアは?

一般家庭の電力自由化による新電力への乗り換えは、半年で約3%と言われています。

まだまだ様子見といった方が多いように見受けられます。ただし2020年までには10%になるといった試算も出ています。

切り替え先で最も多いのは東京ガス、次いで大阪ガス、ENEOSでんきという順番になっています。

全国区のエリアを持つ事業所では埼玉県のLPガス会社「サイサン」や太陽光発電関連会社の「Looop」、古くから新電力に取り組んできた「イーレックス」などが件数を伸ばしています。

まとめ

各社、ビジネスチャンスと見て様々なプランやサービスを打ち出しています。特にガス会社は2017年4月の都市ガス自由化に向け、顧客獲得のため大きく動いていますよ。まずは各社のシミュレーションでどれくらいお得になるか試算するところから始めてみてはいかがでしょうか。

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ユウ
専属ライター/メカに萌えます
こう見えて趣味はスノーボード。
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