【電力自由化ニュース】燃料費高騰で大手5社の電気料金が値上げ
大手電力会社5社で電気料金の値上げ
・関西電力
・北海道電力
・北陸電力
・四国電力
・沖縄電力
燃料費の高騰で電気料金が上がる理由
大手電力会社では、燃料の輸入価格を電気料金に反映させる原燃料費調整というものを行っています。そのため、燃料費の高騰によって電気料金は左右してしまうのです。しかし、10月から逆に電気料金が安くなる大手電力会社や新電力もあります。一体何故、一部の電力会社では電気料金が高くなったり安くなったりするのでしょうか?
10月から電気料金が安くなる電力会社
・東京電力
・中部電力
・東京ガス
・東邦ガス
・大阪ガス
・西武ガス
東京電力や、電力自由化によって新たに参入したガス大手4社は電力を発電する際、ガスを使った発電の比率が多いため、液化天然ガスの輸入価格が電気料金に反映されます。今回、液化天然ガスの輸入額が今回下落したため、結果として電気料金が安くなりました。大手電力会社の中でも、発電に使用する燃料によって、大きく電気料金が変わるのです。
電気料金の値上げで進む電力小売の競争激化
ニュースでは、新電力による料金プランやセット割引、大手電力会社による新しい料金プランの発表などで電力自由化後は電力小売の競争が激化していると言われています。今回のように大手電力会社の電気料金値上げが続くと、さらに競争が激化するとの見通しもあります。「あまり電気を使っていないのに最近の電気料金が高いな…」と感じる場合は、燃料費が原因となっている可能性があるので、電力自由化関連のニュースなどをチェックして、電力会社の乗り換えをよりお得にできるよう検討しましょう。
新電力ではガス会社が一人勝ち?
今回の値上げでは電力会社の収益が上がるわけではない
今回の値上げは、燃料費の高騰によるものです。そのため、発電をする際の燃料費が上がるので、値上げをした電力会社の収益が上がるわけではありません。しかし今回の値上げを皮切りに、各電力会社の顧客の流れは変化する可能性があります。燃料費の安さのおかげで顧客を獲得できていた電力会社も多いため、今後の燃料費高騰で利益を維持できるかどうかは怪しいと見られています。
新しい新電力も続々参入し、より競争は激化する可能性
・北海道電力
・北陸電力
・四国電力
・沖縄電力
「@niftyでんき」では、電気料金とインターネットプロバイダのセット割引が適用されます。今後も、このように新しくインターネットサービスプロバイダやその他事業者などが新電力に参入してくる可能性もあります。
電力自由化後、お得に電気を使うためには
電力自由化後、お得に電気を使うためには、常に電気料金の値上げのニュースや、新しい新電力の料金プランに関するニュースなどをチェックしておくのがおすすめです。新電力のプランの中には解約金が発生する場合もあるので、慎重に契約内容を吟味しましょう。