【北海道電力地域】電力自由化後のオール電化向けプラン

TOP > 電気料金 > 電力自由化後【北海道電力地域】のオール電化向けプラン

電力自由化後【北海道電力地域】のオール電化向けプラン

オール電化のキッチン
電力自由化によって、沢山の新電力が電力小売事業に参入してきました。北海道電力エリアの場合も様々な新電力から選ぶことができますが、残念ながらオール電化向けのプランを発表しているのは北海道電力だけです。電力自由化後の北海道電力のオール電化向けプランについて解説していきます。

北海道電力のオール電化プランは4種類

北海道電力のオール電化プランは、以下の4種類のプランになります。

・ドリーム8

・ドリーム8エコ

・eタイム3

・eタイム3 (Sプラン)

それぞれのプランは、時間帯や季節によって基本料金や電気量料金が異なってきます。電力会社では基本的に、昼間の料金と夜間の料金で分けていますが、北海道電力のプランの場合は1日を3つに区切った料金プランが特徴的です。そして、eタイム3 (Sプラン)は、電力自由化後に新しく発表されたプランです。各家庭別にどういったプランがおすすめか解説していきます。

大家族や昼間に電気を多く使う場合は「eタイム3」がおすすめ

電力自由化後、オール電化で家族の人数が多く、昼間に沢山電気を使う場合は「eタイム3」というプランがおすすめです。1日を朝晩時間、午後時間、夜間時間の3つの時間に分けて料金が設定されています。10kVAまでは基本料金が3,175円に設定されているので、一人暮らしの方だと損をしてしまう可能性があります。

夜間にエアコンなどの暖房機器を使いたい場合におすすめ

特に安いのが、夜間(22時〜翌日8時)の電気料金です。1kWh14.37円とかなりリーズナブルとなっています。夜間でもエアコンなどの暖房機器を使ってしっかり温まりたいご家庭におすすめです。ヒートポンプ式湯水暖房を使っているご家庭にもおすすめです。夜間の時間を選べる出力会社は多いですが、eタイム3の場合、以下の3つの午後の時間を選ぶことができます。

・13時〜18時

・14時〜19時

・15時〜20時

午後時間以外の8時〜22時の朝晩時間は、1kWh39.94円と高めの設定なので、夜間に主に電気を使う場合がお得です。

蓄熱暖房機使用家庭は「ドリーム8」と「ドリーム8エコ」

蓄熱暖房機を使っているオール電化の家庭の場合、「ドリーム8」と「ドリーム8エコ」のいずれかのプランがお得でおすすめです。ドリーム8の場合、夜間の時間を以下の3種類から選ぶことができます。

・23時〜翌日7時

・22時〜翌日6時

・24時〜翌日8時

ドリーム8の場合、昼間は210kWh以上は40.1円と高く設定されています。そのため、昼間家に家族がいる場合や昼間に多くの電力を使う場合はあまりおすすめできません。

ピーク時間を設定して上手く避けれるなら「ドリーム8エコ」

ドリーム8エコの場合は、夜間時間は23時〜翌7時と固定されています。料金は1kWhごとに14.13円となっており、他プランとくらべて非常にリーズナブルな価格です。しかし、冬場の午後のピーク時間は60.02円と非常に高く設定されています。ピーク時間は以下の3種類から選択可能です。

・16時〜18時

・17時〜19時

・18時〜20時

ピーク時間以外の昼間の時間は90kWhまでは1kWh25.07円となっており、ドリーム8よりも安く設定されています。オール電化の家庭であっても、ピーク時間を上手く避け、昼間あまり電気を使わない場合はドリーム8エコがおすすめです。

6kVA以下の契約ならeタイム3 (Sプラン)

eタイム3 (Sプラン)も、eタイム3と同じように1日を朝晩時間、午後時間、夜間時間の3つの時間に分けて料金が設定されています。eタイム3 (Sプラン)は、契約容量が6kVA以下の方が加入できるプランになります。Sプラン割引が設定されており、1契約で1,000円の割引になります。1,000円の割引は毎月適用されるため、かなりお得になります。大人数の家庭ではなく、オール電化の住宅で、少人数家庭の電気をあまり使わない場合におすすめです。エアコンの他に、IHクッキングヒーターなどを使っているオール電化の家の方におすすめです。

北海道に初めて引っ越してきた家族の場合は要注意!

電力自由化後、北海道に初めて引っ越してきた家族の場合、eタイム3 (Sプラン)にするのは注意が必要です。北海道では、冬場に沢山電気を使います。そのため、電気使用量がどれくらいかかるのかよくわかっていないうちは、eタイム3 (Sプラン)を契約するのは危険です。まずは、eタイム3 (Sプラン)以外のプランで検討するのがおすすめです。

このように北海道電力エリアの場合は、電力自由化後であっても、今のところ北海道電力以外にオール電化向けのプランを発表している電力会社はありません。電力自由化後に新しくオール電化のお家に住まわれる場合は北海道電力のプランを検討するのがおすすめです。しかし、北海道電力エリアでも、他の地域と同じように、携帯料金などのセット割引などのプランを販売している会社があります。(ソフトバンクでんきやauでんきなどがあります)。電力自由化後に生活費を節約したい場合、日々のライフスタイルから考えてお得になるプランを探しましょう。

私がお届けしました!

ジャンヌ
ライター/エコなものが好き
エコじゃないものと闘う、地球に優しい女性ライター

関連する他の記事

関西電力が行っているクリーンエネルギーへの取り組みとは?
電力自由化後に注目されつつ有るクリーンエネルギー。関西電力はどのような取り組みをしているのかについ…
発電方法によるコストの差はどれくらいあるの?
発電方法ごとにかかるコストをまとめてみました。それぞれの発電方法のコストを明らかにしながら、どれが…
四国の方必見!おすすめ新電力事業者3選
電力自由化が施行されて、新電力を扱う会社も非常に多くなってきました。その中でも、四国において新たに…
電力自由化後、よく見かける「グリーン電力」「FIT電気」って何?両方とも自然エネルギーなの?
"電力自由化後、「グリーン電力」や「FIT電気」という単語が、消費者の目にも止まるようになった。その二…