電力自由化始動後の北海道電力エリアの新電力

TOP > 電力自由化 > 電力自由化後、北海道電力のエリアで料金が安い新電力

電力自由化後、北海道電力のエリアで料金が安い新電力

電力自由化によって、全国的に今まで1社しか選べなかった地域の電力会社だけでなく、様々な電力会社と契約することができるようになりました。

東京電力エリアや関西電力エリアではよく新電力の料金プランが話題になっていますが、北海道電力エリアでは、どこの電力会社の料金が安いのでしょうか?

北海道電力エリアの新電力

電力自由化後、北海道電力のエリアでは、以下のような電力会社を選ぶことができます。

・auでんき

・トドック電力

・HTBエナジー

・楽天エナジー

・北海道ガス

・ソフトバンクでんき

・エネワンでんき

・丸紅新電力

この中でも、特に電気料金自体が北海道電力よりも安くなるのは、丸紅新電力とHTBエナジーとなっており、4人家族の場合は5%前後の料金が安くなるようです。

■灯油の定期配達を利用している家庭におすすめの会社

灯油の定期配達を利用している家庭におすすめの電力会社は、トドック電力となっています。

コープさっぽろの灯油の定期配達とのセット割引が適用となります。

また、セット割引はもちろん、電気料だけを契約することも可能です。

再生可能エネルギーを使ったFIT電気も販売しています。

エコな電気の導入を考えている方におすすめです。

電気料金の水準が高い北海道電力エリア

北海道電力の電気料金は、日本の中で最も高い水準となっています。

大幅な電気料金の値上げが行われているので東京電力エリアと比べると、かなり高額になります。

中には月々2,000円の差が出る家庭もあるようです。

北海道は人口密度が低いため、電気を送るための設備の維持にお金がかかることもあり、これは原発の停止が原因だと言われています。

■新電力に切り替えた方がお得?

電力自由化後であっても、他の電力会社のエリアではそのまま電力会社を変更しないほうがお得になる場合も多いですが、北海道電力のエリアでは、2人以上の家庭はほぼ新電力に切り替えた方がお得と言えるでしょう。

1人暮らし世帯の場合は、逆に高額な電気料金になったり、そもそも低いアンペア数では契約できなかったりもするので、注意が必要です。

しかし、20Aの契約の1人暮らしの場合、月200kWh以下の電力量の使用で、大幅に電気料金が安くなる新電力もあります。

それぞれの世帯におすすめの新電力

電力自由化後、それぞれの世帯におすすめの電力会社は、以下の通りです。

●平均的な1人暮らし世帯におすすめの電力会社

・北海道ガス

・ソフトバンクでんき

4%〜5%程度の電気料金を節約できる可能性があります。

●平均的な2人暮らし世帯におすすめの電力会社

・丸紅新電力

・エゾデン

・HTBエナジー

・大東エナジー

5%以上の電気料金を節約できる可能性があります。

●平均的な3人暮らし世帯におすすめの電力会社

・丸紅新電力

・トドック電力

・エゾデン

・HTBエナジー

・大東エナジー

こちらも5%以上の電気料金を節約できる可能性があります。

●平均的な4人暮らし世帯におすすめの電力会社

・丸紅新電力

・トドック電力

・エゾデン

6%弱の電気料金を節約できる可能性があります。

■携帯電話とのセット割引はお得?

電力自由化で気になっている方も多い携帯電話とのセット割引ですが、北海道電力のエリアでは、SoftBankのソフトバンクでんき、auのauでんきを選ぶことができます。

どちらの電気料金も、北海道電力よりは安くなりますが、単純にこれらの新電力よりももっと電気料金が安くなる丸紅新電力やトドック電力、エゾデンなどがあるので、特におすすめとは言えないでしょう。

しかし、電気の使用状況やライフスタイルによっても変わってくるので、必ず自分のライフスタイルを把握し、シミュレーターなどを使って調べてみることをおすすめします。

電力自由化後、今後電気料金は大きく変わる?

電力自由化後、気になるのは今後の北海道電力の電気料金や新電力の電気料金ですよね。

先程にも説明しましたが、2年連続で値上げが行われ、原発も止まっている状況なので、これ以上大幅に電気料金が上がることは考えにくいです。

このまま高止まりするのではないかと言われています。

そのため、新電力の電気料金も大幅に変わることは考えにくいです。

新電力の電気料金は北海道電力よりも安いことがほとんどです。

そのため、電力自由化後は新電力に切り替えた方がお得だと言えるでしょう。

北海道エリアで二人以上なら新電力切り替え要検討!

電力自由化に伴い、様々な新電力を選ぶことができるようになりましたが、北海道電力のエリアの2人以上の家庭では、丸紅新電力HTBエナジー、トドック電力などの新電力がおすすめだと言えるでしょう。

一人暮らしの場合は逆に電気料金が高くなったり、プランを契約できなかったりする可能性があるので、十分に調べてから申し込みをしましょう。

普段のライフスタイルを把握し、日々どれだけの電気料金なのかをわかっている方は、電気料金シミュレーターにかけて、自分の家庭に合った新電力のプランを見つけてみましょう。

私がお届けしました!

ジャンヌ
ライター/エコなものが好き
エコじゃないものと闘う、地球に優しい女性ライター

関連する他の記事

電力自由化スタートでオール電化の家庭もお得になる?
オール電化住宅は、オール電化向けの電力プランが少ないため、電力会社を変更しても得をしにくい可能性が…
電力自由化以降の各電力会社の現状と対応新プラン【関西~沖縄編】
日本の電力会社はこれまで全国10の地域に分かれ、それぞれの地域で電力供給を独占的に行ってきました。そ…
電力自由化の要である電力会社のお仕事とは
日本の電力会社は、発電―発送電―変電―配電の一貫体制を取っているのが特徴です。こうした電力の仕組み…
扇風機とエアコンでは、どちらのほうが節電効果あり?
夏の空調設備といえば、扇風機とエアコン。扇風機とエアコンはどちらのほうが節電による効果が高いのでし…