電気料金の支払いはクレジットカードがお得とは限らない

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電気料金の支払いはクレジットカードがお得とは限らない!

大量の領収書の上に電卓が乗っている写真

使用する度にポイントが貯まるのでお得なクレジットカード。

そのため、電気料金もクレジットカードで支払いを済ませているという方もたくさんいらっしゃいますよね。

しかし、そんなクレジットカードでの支払いは、必ずしもお得になるわけないことをご存知ですか?

今回はクレジットカードで電気料金を支払っている方向けに、得する場面とそうではない場面についてご紹介します。

電気料金の支払い方法は口座振替とクレジットカード払いの2種類がある

電気料金の支払い方法は、口座振替とクレジットカード払い2種類があります。

そのため、口座振替とクレジットカード払いのどちらを選択したほうが得するのかを考えなければなりません。

また、どちらがお特になるのかは各家庭の月々の電気料金とクレジットカードのポイント還元率によって変動しますので、この2つ参考にしながらどちらがお得なのかを一緒に考えていきましょう。

口座振替割引は月々54円

口座振替は電気料金の支払い期限になると、指定した口座から勝手に料金が引き落とされる仕組みです。

こちらには口座振替割引という割引があり、月々54円(税込み)が電気料金の支払いから割り引かれます。

「月々たったの54円しか割引がないの!?」

もしかしたらこのように思われるかもしれませんが、クレジットカードよりもお得になることも多くありますので口座振替も意外に侮れません。

クレジットカードの平均還元率は0.5%

クレジットカードの場合は重要となってくるのがそのポイント還元率

当たり前ですが、ポイントの還元率が高ければ高いほどお得になりやすいです。

ちなみにクレジットカードのポイント還元率は平均0.5%と言われており、このポイント還元率を参考にこれからの計算も行なっていきます。

お得の分かれ目は電気料金が10,000円以上かどうかがポイント

仮に月々の電気料金が10,000円だったとすると、ポイント還元率を0.5%のクレジットカードでは1ヶ月では50円分のポイントを貯めることができます。

対して、口座振替は口座振替割引が54円なので、支払う料金が10,000円の場合は口座振替のほうが1ヶ月で月々4円お得ということになります。

実はこの10,000円が大きな分かれ目となっており、支払い料金が11,000円の場合にはクレジットカードは1ヶ月55円分のポイントが貯まり、口座振替は口座振替割引は54円なのでクレジットカードのほうが月々1円お得になります。

一人暮らしには口座振替のほうがお得!

国が毎年行っている一人暮らしの方の電気料金の平均額は毎年多少のバラツキはありますが、基本的に3,000円~4,000円台程度なので、口座振替のほうが断然お得です。

もちろん、夏や冬はエアコンの使用などによって多少の変動はあるとは思いますが、10,000円を超えることはほぼありません。

ちなみに、3,000円の場合にはクレジットカードは1ヶ月で15円分のポイントしか貯まらないので、一人暮らしの方は口座振替のほうが賢い選択と言えそうです。

五人以上の家庭ならクレジットカードの方がお得

  1. 二人暮らしは平均8,933円
  2. 三人暮らしは平均10,321円
  3. 四人暮らしは平均10,867円
  4. 五人暮らしは12,108円

上記は2016年に国が行った二人暮らし以上の世帯に関する電気料金の平均額調査の結果です。

この結果から、四人暮らしの場合は54円分のポイントになるので口座振替割引と全く同じですが、五人暮らしでは60円なのでクレジットカード払いのほうが6円お得になります。

もちろん各家庭によってこの平均額と月々の支払い額に差があると思いますので、あくまで参考程度にお考えください。

口座振替割引の電力会社もある

ここまでクレジットカード払いと口座振替ではどちらがお得かを様々な場面を想定して解説してきましたが、実は口座振替割引が存在しない電力会社もあります

  1. 東京電力
  2. 中部電力
  3. 北陸電力
  4. 関西電力
  5. 中国電力
  6. 四国電力
  7. 九州電力

上記の7つの電力会社は口座振替割引を備えています

  1. 北海道電力
  2. 東北電力
  3. 沖縄電力

上記の3つの電力会社は口座振替割引がないので、クレジットカード払いのほうがポイントが貯まって確実にお得です。

高還元のクレジットカード所持者なら

今までの計算は全て0.5%というクレジットカードのポイント還元率の平均値を参考に考えています。

しかし、ポイント還元率の高いクレジットカードももちろん存在します。

そのため、所持しているクレジットカードがポイント還元率が高いものである場合、月々の電気料金の支払いが11,000円を超えていなくてもお得になる場合があります。

どちらがお得かを判断するには電気料金とポイント還元率をチェック

ポイントが貯まるため、月々の電気料金をクレジットカード払いにしている方も多くいらっしゃいます。

しかし、月々の電気料金の支払いの値段やクレジットカードのポイント還元率によっては、割引のある口座振替のほうがお得になる場合もあります

ご家庭の電気料金とクレジットカードのポイント還元率をきちんと把握し、よりお得な支払い方法を選びましょう。

私がお届けしました!

わかな
ライター/節電・節約大好き
半ば節電・節約が趣味の女性ライターです。「お家の電気」の話が得意です。

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