夜間利用のメリット

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得するプランは新電力のセット割引?既存電力の夜間割引?

セット割のイメージ
電力自由化から半年が経過した現在「新電力プラン」には「時間帯別電灯料金」いわゆる夜間割引プランを導入する企業は現在のところなさそうです。この夜間に割安になる電気料金の設定がないために新電力への乗り換えをためらう消費者は多いようです。しかし夜間割引にこだわることが本当に電力料金節約につながるのでしょうか?新電力プランへのの乗り換えの動機づけとなるに足る料金プランをご提案します!

新電力プランに変更しない理由は夜間割引の有無にあった?

「新電力の料金プランには夜間割引料金が設定されていないことがほとんどだから、これまで通り既存電力の利用を継続する」という意見があります。特に夜間に電力を多量に消費するオール電化住宅においては、ほとんど定説のようになっています。 たしかに、既存電力の料金プランと新電力の料金プランとの料金設定の大きな違いは、新電力はほとんどが従量電灯プラン、すなわち1日24時間の電気料金は一律であることです。利用した分だけ課金されるという仕組みになっています。 それに対してして既存電力には、「時間帯別電灯」料金プランとして、昼間(午前7時~午後11時)と夜間(午後11時~翌日午前7時)に区分して電気料金を課金する方式があります。既存電力の料金プランに根強い固定客が多いのは、最大で昼間料金の半額以下に下がる夜間割引にあるといっていいでしょう。学生や会社員で構成された家族形態のため、朝から昼間は不在になり、電気の使用量が夜間に集中しているというケースにおいては、既存の電力会社の夜間料金プランを真っ先に検討すべきだというのが、既存の電力会社の利用継続を訴える派の意見ですが果たしてそうでしょうか。 本当に夜間割引料金の設定がなければ、新電力プランの適用を検討する必要はないのでしょうか?

本当に夜間割引は永遠にお得なのか?

夜になったら電気料金が安くなる、ということは知っていても、その背景にある事情まで把握している人は少ないものです。夜間割引料金についての現状をまとめてみました。 ■そもそも電気はなぜ夜に安くなる? 国との取り決めにより既存の電力会社は常時十分な電力を供給する義務があります。しかし、企業活動や市民生活がストップする夜間には、昼間に比べて電気の消費量が大幅に減ります。電気は貯めておくことはできませんから、余剰電気はそのまま無駄になることになります。そこで、収益をあげて、電気の無駄をなくすためにこのプランが考えられました。 ■夜間割引は別契約が必要 意外と知られていないことが、「時間帯別電灯」契約を結ばないと深夜の電気料金は安くなりません。しかも、一般家庭で利用するためには条件があり、実質的にはオール電化住宅にのみ適用されます。例えば「夜間蓄熱機器を使った」、「電気温水器を使って夜間に給湯した」と分として契約した場合に限られ、もちろん、深夜蓄熱器や温水器に使った電気代だけが夜間割引の対象になります。 ■夜間割引は廃止される可能性あり 今回は見送られましたが、経済産業省は、「オール電化住宅を優遇する料金制度は不公平」であるとして、値上げの査定方針に盛り込んだ経緯があります。また同じ議論が出てこないとも限らず深夜割引が永遠に続くとは考えない方がよさそうです。

おすすめ新電力プラン:ネットショッピングが多い単身者世帯向け

一人暮らしの賃貸でオール電化住宅に暮らす可能性が低く、時間当たりの電気料金削減を望む方には新電力プランのお得な割引サービスを利用しない手はありません。 例えば、日ごろ忙しくて買い物はネットショッピングオンリー、もしくはネットショッピングでのお買い物が好きな方なら、ネットショッピングモールが始めた新電力会社をおすすめします。 また、クレジットカード会社の提供する新電力サービスを利用するとポイント数が稼げてお得です。 時間帯による電気料金の割引がなくても、新電力会社の時間平均の電力料金は既存電力会社よりも割安になっています。基本料金がゼロ円となる新電力サービスも出てきましたから、ますます新電力プランにシフトするメリットはありそうです。

まとめ

たしかに、夜間割引だけを重要視して電力プランを選択するのなら、既存電力会社に軍配が上がるケースもあるかもしれません。しかし、ご紹介したような新電力プランなら、既存電力の夜間割引に匹敵するお得感を感じることができるのです。徐々に既存電力会社の夜間割引料金が上昇している今、今後の状況の変化によっては、再度電力料金プランをシミュレーションする必要がありそうです。 来年2017年には、ガス自由化も始まり、まさに日本はエネルギー市場の大変革の最中にあります。今一番大切なことは、ご自分の電力利用のパターンを把握し、各電力会社が提供するパターンの中でメリットの高いものを選択できる知識を持つことではないでしょうか。

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魔法少女
専属ライター/最年少ですが頑張ります
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