現在の私たちの生活は地域独占型電力会社に電気を使った分だけ支払う形でしたが、
電力自由化がスタートすることにより
新電力(pps)という新しい電力会社が電力市場に参入し、
私たちも電力会社を自分の好きなところに決められるようになります。では現在の形と新電力が参入した場合にはどのような違いがあるのかを比較してご紹介していきたいと思います。
新電力は現在と比較して値下がりすると言われていますが、場合によっては最終的には今と比較した時に
値上がりをしてしまう可能性もあると言われています。
現在は地域独占市場で高い料金を支払っているものの、国との決まりで料金を請求できる
金額の規制をかけられています。そのためどんなに発電コストが上がったとしても私たちに請求される額はそこまで上がることはなかったのです。
しかしこれから電力自由化が起きることによって
その規制ははずされてしまいます。現在は発電に必要なガスなどのレートがかなり低水準な状態なので、一旦は電気代の値下がりは起きるでしょうが、
仮に今後ガスがものすごく高騰してしまった場合などには私たちの電気料金に直接的に影響してくる可能性があるのです。実際に電力自由化をさきがけして行ったイギリスなどでは、開始直後は電気料金が下がったものの結果的に現在では値段が上がってしまったという状況が起きています。
ですので新電力会社を使っていくにはそれなりに良く検討をしていく必要があるということですね。
現在の状況と比較してみた結果、今よりも値下げをすることがありメリットの多いような新電力ですが、下手をすれば今よりもデメリットのほうが多くなってしまう可能性もあります。
自分にとって電力自由化を良いものにするには、しっかりと新電力の動向を見据えておく必要がありそうですよ!