節電のために注目されているエコチェッカーとは?

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節電意識をUP!エコチェッカーとは?

節電グッズとして人気急上昇の「エコチェッカー」というアイテムをご存知ですか。リアルタイムで電気代が確認できて、節電につながると話題になっています。ワットモニターとも呼ばれるこの商品はどんなものなのでしょうか。他にも、値段はいくらなのか、どうやって使うのか?等々、様々な疑問にお答えしていきたいと思います。

エコチェッカーとは?

いったいどんなものなのでしょうか。また人気商品にはどんな製品があるのか、その他、特徴や価格についてご説明します。

■エコチェッカー(ワットモニター)の概要

節電用エコチェッカー(ワットモニター)とは、家電製品に接続し、リアルタイムの消費電力などを測定する測定器です。小さな器具で比較的安く、かつ節電意識が高まると人気になっています。消費電力のほか、積算使用時間や電気料金、CO2排出量など様々な数値が測定できるのも魅力の一つです。

■エコチェッカー(ワットモニター)の人気商品と価格

・リーベックス

一番人気は、防犯機器や照明器具を販売するリーベックスという会社のET30Dという商品です。1,500円前後で買えるという安さに加え、本体をコンセントに挿し、家電製品をこれにつなぐだけで消費電力がリアルタイムで測定できるという手軽さで人気になっています。消費電力、積算使用時間、積算電気料金、1時間あたりの電気料金、積算使用電力量、積算CO2排出量の6種類の数値が測定できるので節電に必要な要素がほぼ網羅されていると言ってもいいでしょう。さらにコンセントから抜いても、1年間データを保存することが可能です。

・サンワサプライ

サンワサプライのワットモニターも人気です。人気のTAP-TST8Nは標準価格で6,000円程度しますが、ネットでは3,000円代で売られています。リーベックスと同様に消費電力、積算電力量、積算時間、積算電力料金、CO2排出量と節電に関する一通りのデータの測定ができます。またリーベックスより精度が高く、リーベックスが5W以下のものが測定できないのに対し、サンワサプライのTAP-TST8Nでは0.3Wから測定可能です。

エコチェッカーを使って測定しよう

それでは、実際に消費電力などを計測する方法をご紹介します。

■入手方法

リーベックスやサンワサプライの製品であれば家電量販店で購入できます。また、Amazonやヨドバシカメラ、楽天市場などのネット通販でも販売されています。

■計測方法

計測方法はとっても簡単。電源タップのようにコンセントに差して、エコチェッカーに家電製品をつなげるだけです。測定ボタンを押すと、測定された種々の数値が表示されます。

■その他注意事項など

上記の製品では1500kWまでしか測定できません。エアコンや冷蔵庫など高電力のものには使用できませんので注意してください。エアコンにはエアコン専用の種類がありますのでそちらを使用しましょう。商品としては、サンワサプライのエアコン用エコキーパー(オープン価格)などがあります。

また、節電のために使うエコチェッカー自体に電気代はかからないの?とお思いの方もいるでしょうが消費電力は1W以下なので、ほぼかからないと思って問題ありません。

エコチェッカーで節電!体験談を紹介

「でも消費電力を測るだけでしょ、節電になるの?」と思ったあなた。実際に利用されているみなさんの口コミや気づきを集めてみましたのでご紹介したいと思います。

・10年前のテレビが電源を切っても常時30Wも消費していることに気付いた。携帯から録画予約できる設定を解除したら0Wになった。

・テレビが1か月300円、パソコンは140円、扇風機は125円…とこまめにチェックしているとまめに電源を切って節電したくなるから不思議。

・気になってこまめにタップのスイッチを切るようになった。

・24時間エアコンをつけっぱなしにしたら、2,557円になっていた…。

・冷房より暖房を利用した場合の電気代が高い、さらに除湿より冷房の方が節電になることがわかって驚いた。

・ルンバに電動自転車に携帯にカメラ、充電器って電気を使うことがよく分かった。

・測定速度は悪くない。数年前までは5,000円ぐらいしたことを思うと、随分安くなったけど十分使える。

・測定すること自体が楽しい。気になっていろんなものを測ってしまう。

設定を変えたら待機電力が0になったという気づきや、冷房、暖房、除湿による節電効果の違いなど、普段使っているだけではなかなか把握できませんよね。何より節電に対する「意識」が高まるのが、エコチェッカーの一番の利点です。

エコチェッカーで節電する方法まとめ

いかがでしたか?エコチェッカーに興味が出てきましたでしょうか?節電に一番大切なことは「意識」です。待機電力の1つ1つは少ない電力ですが、「塵も積もれば山となる」ことを数字で教えてくれますよ。ぜひ一度、あなたのお家でもチェックしてみてはかがでしょうか。

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専属ライター/実は機械音痴
「ライターたるものPCと仲良く出来ずにどうする!」と自分に言い聞かせながら仕事しています。
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