電力自由化で電気料金を下げるためHEMS導入

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電力自由化!さらに電気料金を節約するためにはHEMSを導入しよう!

いよいよ電力自由化がスタートしました。

電力会社以外も電力業界に参入し、その数は100社を超えたと言われています。

そのなかからピッタリな電力会社に変更すると、年間で数万円ほど電気料金を安くすることも可能なのだとか。

毎月の出費のなかでも、光熱費は意外とウェイトを占めるもの。

そのため、1円でも安く済ませたい方も多いのではないでしょうか。

そこで、電力自由化による電力会社の変更に加えて、オススメしたい電気料金の節約方法があります。

それはHEMS(ヘムス)を導入することです。

HEMSとは家庭のエネルギーを管理するシステムです。

タブレット端末で、いつ、どのくらい電力を使っているか確認することもできます。

初期費用はかかるものの長い目で見ると節約効果があります。

そこで今回は、電力自由化とHEMSについてご紹介します。

電力自由化とは?

2016年4月1日から電力自由化がスタートしました。

多くのメディアで取り上げられていたため、テレビで見かけたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

しかし、電力自由化になったからといって実際に電力会社を変更した家庭はあまり多くないそうです。

というのも、

・電力会社を変更するのは面倒くさそう

・お金や手間がかかりそう

というイメージがついてしまったからと言われています。

たしかに、最初に申し込みをする必要がありま。

しかし想像しているよりは簡単に電力会社を変更することができるでしょう。

なぜなら、

・ネットからの申し込みで変更できる

・電力会社を変更しても工事がいらない

・変更に関する費用もかからない(例外あり)

からです。

ただし、工事は必要ありませんが、「スマートメーター」という消費電力量を計測する装置を設置しなければいけません。

これに関しても、機器代と設置費用ともに無料。

また設置の手配も申し込み先の電力会社がおこなってくれます。

そのため、想像以上にスムーズに電力会社を変更することができるでしょう。

(加入数が多い電力会社であれば、スマートメーターの設置が数週間待ちというケースもあります)

HEMSで電力を見える化して節約!

上記の手順で電力会社を変更することができます。

それと同時進行で、もしくは後で設置の検討をオススメしているのが冒頭でも紹介した「HEMS(ヘムス)」です。

HEMSはHome Energy Management Systemの略称で、日本語に訳すと「家庭のエネルギーを管理するシステム」の意味。

「電力の見える化」という言葉を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

HEMSはそれを実現する機械なのです。

HEMSにはスマートメーターで30分ごとに計測された電力量が表示されます。

ここで注目して欲しいポイントが、家庭全体での電力消費量だけでなく、

・どの部屋でどのくらい電力を使っているか

・エアコンにどのくらい電力を使っているか

といった、部屋ごと、家電ごとに電力の消費量がわかる点です。

タブレットのような画面に、グラフで表示されるため、電力量のチェックもわかりやすくなっています。

機種によっては、ちょっとした節約ゲームや、動物のキャラクターが出てくるものもあり、お子さんのエコ意識を高めるのにも役立つかもしれません。

「今日は昨日よりこれだけ多く電力を使っていたから、明日はエアコンの温度を1度上げてみよう」

という風に節電にも積極的になり、その結果、電気料金を安くする効果が期待できます。

計測した数値をエクセルデータに変換できるHEMSもあるため、ちゃんと節電できてる!という実感や自信も生まれるでしょう。

なお、このような電力の見える化だけがHEMSのすごい点ではありません。

HEMSを使えばスマートフォンからエアコンや照明をつけたり、消したりできるのです。

この機能を使えば、消し忘れを防ぐことができてさらに節電につながります。

また、リモコンを探す手間が省けるのもHEMSの魅力と言えるかもしれません。

今の自宅にHEMSを設置するには?

電力会社のスマートメーターと違って、HEMSを導入するためには、自身でHEMSを購入する必要があります。

価格は出ているメーカーや機能によってさまざまですが、10万円から20万円のものが多いようです。

この価格をふまえると、そんなにするんだったら、HEMSはいらないかもとお思いの方もいるかもしれません。

そこで知って欲しいのが、国や地方自治体による補助金制度です。

政府は2030年を目安に、「家庭で使う電力」よりも「家庭で作る電力」の方が大きい「ZEH(ゼッチ)」という住居形態の普及を目指しています。

そのため、節電に効果のあるHEMSの導入に関して補助金を設けているのです。

金額は10万円弱ですが、地方自治体の補助金と併用できる場合もあるため、かなり初期費用を抑えることができるでしょう。

そのため、HEMSの導入を前向きに考えてみても良いかもしれません。

おわりに

今回は電力自由化で電気料金を節約する方法として、HEMSの導入をご紹介しました。

現在、省エネ意識を高めることは世界的な課題となっています。

この動きが加速していくなかで、さらに補助金が設定される可能性もあります。

そのため、この機会に電力会社の変更や、HEMSの導入を考えてみてはいかがでしょうか。

私がお届けしました!

チャーリーブラック
専属ライター/新電力がアツいです
寒がりで普段から着こみ癖があります。
冬は電気代を抑えるのに必死です。
好きな家電→ 加湿器と15年以上使っているDENONのコンポ

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