ブンヤ教授の電ニュース! :新電力(PPS)会社に連絡するだけで手続き完了?
4月から電力自由化がスタートしましたが、多くの一般家庭では、「手続きが面倒くさい」という人が圧倒的多いというアンケート結果が出ていました。
しかし切り替えは本当に簡単に済むことを知ってください。
既存の大手電力会社より新電力(PPS)会社に切り替えたい時は、わざわざ契約している電力会社に連絡する必要ななく、契約したい新電力に申し込むだけですべてOKです。
その手続きはあっけないほど簡単で、電力自由化ってこんなにすぐ乗り換えられるんだって驚かれるでしょう。
現在多くの人が契約している、スマホや携帯電話のキャリア乗換よりも簡単な手続きで済みます。
しかし1点だけ注意しなくてはならないことがあるのですが、それは最後にご説明するとしてまずは電力自由化で切り替えをする際に必要なことからご紹介をしていきましょう。
切り替え時には、スマートメーターの交換が必須になります(原則無料)
新たに契約を申し込むと、電力会社間で連携して、取り換え工事を行います。
このスマートメーターとは、一言で言えば、通信機能が付いていて、遠隔操作で、検針等ができる、電力メーターの事です。
スマートメーターは、一般消費者が、個別に費用を負担することはありません。 これは送配電業者が、維持、管理しているものですので、旧型の電力メーターが使用期限になる、スマートメーターに交換されます。
ちなみに、2020年までには、電力自由化への切り替えの有無問わずすべての家庭へスマートメーターが設置される予定となっています。
エネルギー効率化の鍵を握っているのがスマートメーター
したがって、従来の電力計よりも多くのハイテクノロジーが搭載されている、この機能を通じて、新規参入を含む、様々なサービスを提供することが可能となります。 その代表的なものと言えば、消費者の多岐にわたるニーズに応えられることが挙げられましょう。
つまり消費者のライフスタイルに合わせた、季節別時間帯別料金メニューなども提供できるというのが電力自由化における大きなメリットと言えますね。
新電力乗換手続きの流れ
それは、今まで契約している既存の電力会社から送られてくる「電気ご使用量のお知らせ」一枚あればすぐに確認できます。
ここで重要なのは「自分が契約しているアンペアが何アンペアか」や「毎月の使用料がどのくらいか」の2点をきちんと把握しておく必要があります。
そして実際に申し込むときに必要になるのが、「電気ご使用量」に記載されている「お客様番号」と22ケタの「地点番号(供給地点特定番号)」です。
これは申込時に必ず聞かれることですので、事前に番号を確認しておくことをオススメします。
WEB申し込み以外の方法もある
会社によって多少の違いがありますが基本的には以下のようなフローがおススメです。
1:WEBで申し込む場合
インターネットで新電力のホームページを検索、アクセスし、必要事項を入力します。この場合上記したような必須事項が必要になります。
2:電話で申し込む場合
新電力会社に電話し、切り替え申込書の資料を請求します。送られてきました契約書に必須事項を書き込み、新電力会社に郵送します。
3:新電力会社に、メールで申し込む場合
メールで資料請求し、送られてきた契約書に、必須事項を記載し、郵送で送り返します。
4:新電力会社の店舗で申し込む場合
直接新電力会社の店舗に足を運び、担当者の説明を受けながら書類に記載し、契約します。時間が許すならこの方法をオススメします。自分が納得いくまで質問し、全て応えてくれますので、後々のことを考えれば、一番ベターな方法と言えましょう。電力自由化によって旅行会社など様々な業種の企業が参入していますので、店舗で申し込める企業も複数存在していますよ。 以上4つの方法がありますが、いずれも簡単で、数分で済むことになります。
電力自由化への切り替えでは、現在の大手電力の解除手続きは不要
原則として、新たに契約する新電力会社がすべて手続きしてくれます。
そして新プランのスタートは、スマートメーター設置がなされた後の最初の検針日以降となります。ここで特に注意しておきたいポイントをご紹介しておきます。いったん契約したならば、会社によって違いがありますが、2年間は他社に乗り換えることが出来ないか違約金が発生するプランもあることを覚えておいてください。
携帯電話の契約と同じシステムのところもあるとお考えいただけると分かりやすいかもしれませんね。
こういった観点から電力自由化で乗り換え先のプランを選ぶときは、慎重に考慮した上で契約するようにしましょう。契約する前に、徹底的に、複数のプランを精査することをオススメします。