電力自由化でシンプルな電気料金プランになった四国電力を紹介します!

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電力自由化でシンプルな電気料金プランになった四国電力を解説!

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四国電力は、電力自由化を受けて提供している電気料金プランを刷新しました。

他の電力会社に比べて、やや思い切った変更とも言えるでしょう。

今までは時間帯や季節による料金変動のあるプランを選択可能でしたが、現在新規加入が可能なのは、平日と休日で電気料金を変動させるプランです。

そして、時間帯別などの電気料金プランを廃止した代わりに電化機器を導入している場合専用の電気料金プランができました。

電化住宅への変更を検討されている方などにはお得なプランになるかもしれません。

それでは、四国電力の新料金プランについて、見ていきましょう。

時間帯や曜日別で料金変動のなく、一定料金のプラン

こちらのプランは電力自由化を受ける前から運用されていた、基本的な電気料金プランです。

時間帯別や季節、曜日別での料金変動はありません。

■従量電灯A

最大需要容量が6kVA未満での場合加入できる電気料金プランです。

料金単価は使用量によって三段階に変動します。時間帯や曜日、季節での料金単価変動はありません。

料金単価は以下の通りです。

最低料金(最初の11kWhまで):403.92円

11kWhを超えて、120kWh以下の1kWhにつき:20円

120kWhを超えて、300kWh以下の1kWhにつき:26.50円

300kWhを超えて1kWhにつき:29.95円

■従量電灯B

契約容量が6kVA以上で、50kVA未満の場合に加入できる電気料金プランです。

料金単価は使用量によって三段階に変動します。時間帯や曜日、季節での料金単価変動はありません。

料金単価は以下の通りです。

基本料金(契約容量1kVAにつき):367.20円

最初の120kWh以下の1kWhにつき:16.66円

120kWhを超えて、300kWh以下の1kWhにつき:22.09円

300kWhを超えて1kWhにつき:24.96円

曜日別で電気料金が変動するプラン

平日と土日、祝日で電気料金が変動するプランです。

主に、平日は仕事で家をあけることが多く、休日は家で過ごすことが多いなんていう方におすすめのプランです。

■ホリデーeプラン

平日と土曜日、日曜日、祝日で電気料金が変動するプランです。

平日は仕事で週末に家事をまとめてこなすといった場合に最適なプランになります。

平日の電気料金単価は、使用量に応じて三段階変化します。

最低料金(平日の11kWhまでの分):349.92円

・平日

11kWHを超えて、80kWh以下の1kWhにつき:22.80円

80kWhを超えて、200kWh以下の1kWhにつき:30.22円

200kWhを超える1kWhにつき:34.15円

・休日

1kWhにつき:18.41円

平日に比べて休日がかなり割安になっているのがお分かりいただけると思います。

電化住宅にお住まいの方におすすめのプラン

電気給湯器や食洗機、IHクッキングヒーターなどを使用されている、電化住宅にお住まいの方におすすめのプランです。

1日を三つの時間帯に分けて、料金単価を変動させているプランで、いかに電力使用を夜間に移行できるかが節約の鍵になります。

■スマートeプラン[タイプL+]

1日を「夜間」「夕方」「昼間」の三つの時間帯に分けて料金単価を設定したプランです。

昼間時間が割高であり、夜間や夕方がそれに比べて割安なのが特徴です。

曜日による電気料金の変動はありません。

時間帯は以下の通りに分類されています。

「夜間」:23時〜翌9時

「昼間」:9時〜17時

「夕方」:17時〜23時

料金単価は、「夜間」と「夕方」は一律ですが、「昼間」だけが使用量に対して料金単価が変動します。

「夜間」1kWhにつき:14.22円

「夕方」1kWhにつき:28.85円

「昼間」

最初の40kWhまで、1kWhにつき:21.85円

40kWhを超えて、90kWhまで1kWhにつき:28.95円

90kWhを超えて、1kWhにつき:37.64円

夜間が安い分、それ以外の時間帯が割高な料金になっているので、プランを選ぶ際はよくシミュレーションをしてから選ぶようにしましょう。

■スマートeプラン[タイプH+]

四国電力の中で一番複雑な電気料金プランです。

今、「ホリデーeプラン」をご契約の方が、プランを変更することによって電気料金を下げられるかもしれないプランです。

季節、時間帯、曜日、すべての要素で料金単価が異なります。

平日は「夜間」「夕方」「昼間」の時間帯に分かれます。

土日、祝日は「夜間」「昼間」の時間帯に分かれます。

また、季節により、平日の「昼間」の料金単価が変動します。

・時間帯

平日の場合、「夜間」は23時〜翌9時、「夕方」は17時〜23時、「昼間」は9時〜17時になります。

土日、祝日の場合、「夜間」は23時〜翌9時、「昼間」が9時〜23時になります。

・季節

「夏季」は7月1日〜9月30日、「その他季」は10月1日〜翌6月30日になります。

それぞれの料金単価は下記のようになっています。

(すべて1kWh単位)

平日昼間(夏季):36.21円

平日昼間(その他季):30.18円

平日夕方:28.73円

休日昼間:24.28円

夜間(平日、休日共通):14.22円

料金単価はかなり複雑に設定されていますが、その分割安な時間帯に電気使用量を多く配分できれば、お得になるプランです。

まとめ

四国電力は電力自由化を受けて、よりユーザーにとってわかり易い電気料金プランの運営を開始しました。

しかし、もちろんどのプランを選んでもお得になるというわけではなく、ご自分の家庭のライフプランに合わせた料金プランを選ぶことが大事です。

スマートeプラン[タイプH+]のように、かなり複雑な料金設定になっているプランもありますので、今回ご紹介した料金単価をよく見て、一番お得なプランを選ぶようにしましょう!

私がお届けしました!

笹葉
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電気料金や料金プランの比較記事をよく書いています。

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