冬は電気代を抑えるのに必死です。
好きな家電→ 加湿器と15年以上使っているDENONのコンポ
2016年4月1日から電力自由化が始まりました。
これによって各家庭で好きな電力会社を選んで契約することができるようになりました。
東京に住んでいると、東京電力と契約することが一般的でした。
しかし、電力自由化により、東京在住でも関西電力や四国電力など他の地方の電力会社と契約できるようになったのです。
そのほか、ソフトバンクでんきやエネオスでんきといった電力業界に新たに参入してきた会社と契約することもできます。
それぞれの会社やプランに特徴があり、家庭のライフスタイルに合わせてうまく電力会社を選ぶと年間で数万円以上お得になる場合も。
このお得度をより高めてくれるのが、HEMS(ヘムス)という機械です。
簡単に説明すると、HEMSによって、時間ごとの使っている電力量や、どの家電にどれだけの電力を使っているか知ることができるのです。
そうして電力を「見える化」することによって節電効果も期待できます。
そこで今回はHEMSについて詳しく見ていきましょう。
先ほども書いた通り、この機械を家庭につけることによって、電力の見える化ができるようになるのです。
たとえば、専用のタブレット端末で
・今、どのくらい電力を消費しているか
・子供の部屋はどのくらいの電力がかかっているのか
・エアコンの電力量は先週と今週でどのくらい節電できているのか
などを知ることができます。
このように具体的な項目や電力量を知ることによって、「来週はもうちょっと節電しよう!」という気持ちになり、
その結果、電気料金を安く済ませることもできるのです。
また、HEMSの種類によってはスマートフォンを使って、エアコンや照明をつけたり、消したりすることができます。
外出時の消し忘れも防止できるため、より節電効果もアップすることでしょう。
そのほか、ゲーム形式で節電ができる機能が付いていたり、キャラクターが紹介してくれる機能が付いていたりするHEMSもあるため、お子さんと一緒にエコ意識を高めてみるのも良いかもしれません。
個人でHEMSを購入する必要があるのです。
たとえば、
・パナソニック
・シャープ
・大和ハウス工業
などのメーカーからHEMSは販売されています。
そこで各社の店舗やホームページから申し込んで、設置という流れが一般的です。
HEMSの価格は機能や企業によって大きく変わってくるため、10万円のものから数十万円のものなど様々。
なお、設置には工事が必要な場合もあります。
そのような場合だと、HEMSの費用以外にも工事費が必要となってきます。
(工事費込みでHEMSを販売しているメーカーもあります)
しかしそうなると結構お金がかかりそうだし、HEMSはやめとくわと思われる方も多いかもしれません。
これに関しては、国や地方自治体からHEMS設置の補助金制度もあるので、それらを活用することをオススメします。
そのような方にオススメなのが、国や地方自治体による補助金です。
現在は世界的に省エネを掲げている時代。
日本も例外ではなく、ZEH(ゼッチ)をキーワードに省エネ対策をおこなっています。
ZEHとは、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略称です。
太陽光発電でエネルギーをつくったり、HEMSで節電したりして、家庭で消費したエネルギー量をゼロの住宅を指します。
2030年には新築の住宅の平均でZEHを目指しています。
そのためHEMSの導入にいたって補助金が設けられているのです。
これまでに一般財団法人環境共生イニシアチブが指定したHEMS機器の導入に対して、補助金が支払われています。
国がおこなっている補助金制度以外にも、地方自治体によるものもあり、併用できる場合も。
そうすると10万円以上の補助金を受け取ることができるかもしれません。
そのためお住いの地方自治体のホームページなどで、HEMSに対しての補助金制度が無いか確認してみましょう。
なかなか実質負担金ゼロでHEMSを導入とまではいかないかもしれません。
しかしHEMS導入後の電気料金の節約効果等もふまえると、初期費用として数万円かかったとしても、2~3年でもとがとれる、という場合もあるため検討してみてはいかがでしょうか。
電力会社の変更だけでもお得になることも多いです。
しかしよりいっそう節約するならHEMSの設置を検討してみても良いかもしれません。
・具体的な電力量の見える化
・スマートフォンでの電源操作によって、節電意識が生まれ電気料金を安く済ませることが期待できます。
HEMSの導入にかかる初期費用は決して安いとは言えません。
そこは国や、住んでいるところの自治体の補助金を活用してHEMSを設置することをオススメします。