アパート住民が電力自由化で乗り換えする時の手続き3つ

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アパート住民が電力自由化で乗り換えする際の段取り3つ

アパート
アパート住民が電力自由化で乗り換えする際には、どんなことをする必要があるのでしょうか?電力会社がいっぱいあって分からない、アパート側へ報告する必要はある?など、電力会社乗り換えの際に抱えそうな疑問を解説していきます。

1,管理組合に電力会社を変更できるかチェック

アパートの場合でも、基本的に電力自由化で電力会社を自由に選べるようになりました。しかし、良いプランを提案している会社があったので、何も確認せずにいきなり新しい電力会社に申し込みをすることは避けましょう。まずは、自宅が自由に電力会社を変更できるかのチェックが必要です。戸建ての場合は問題ありませんが、一部のマンションやアパートは、電力を一括受電しており、全体の電気料金を節約している場合があります。もし、自宅のマンションやアパートが一括受電をしている場合は電力会社を自由に選ぶことができません。まずは、管理組合に、電力会社を変更できるかどうかチェックしてみましょう。

一括受電の特徴とは?

基本的に、今までの電力会社とご家庭の代表者が直接電力会社と契約している場合は自由に電力会社を選ぶことができます。一括受電している場合は、電気料金を「管理費」として徴収しているアパートが多いです。ご家庭の代表者が直接電力会社と契約していなかったり、各家庭に戸別の電気メーターが無い場合は一括受電の特徴です。残念ながら電力会社を乗り換えることは出来ません。

2,料金を比較してお得なプランを見つける

自宅が電力自由化で電力会社を選べることがわかったら、次に行うのは電気料金の比較です。基本的に、家庭で電力会社を契約する場合、新電力に切り替えたからといって格安SIMカードのように、月々何千円も節約できる可能性は低いです。一人暮らしや二人暮らしの場合で年間5,000円〜10,000円の節約になります。3、4人で住んでいる家庭の場合であっても最大年間20,000円程度の節約になります。

お得なプランを見つける方法

電力自由化に伴い、電力の小売に新規参入してきた企業は非常に多いです。そのためどうやって選んで良いのか迷う方も多いかと思われます。まずは、料金シミュレーターのあるサイトでおすすめの電力会社を表示してもらいましょう。しかし、電気料金だけでなく、特典にも注目する必要があります。例えば、通信会社系の新電力と契約すれば、ポイントが溜まるなどの特典があります。ガソリン系の新電力と契約すれば、日々のガソリン代が安くなるなどの特典もあります。そのため、自身のライフスタイルに合ったプランを提供している会社を選ぶのがお得です。以下のように系統を絞ってチェックするのが効率的です。

・自動車を所有している場合はガソリン系の新電力

・スマートフォンやインターネットをよく使うなら通信会社系の新電力

・オール電化ではなくガスを契約しているならガス系の新電力

東京ガスなら、クックパッドの月額サービスや「生活まわり駆けつけサービス」など生活に便利なサービスを受けられる特典などがあります。各会社のサービスは本当に様々なので、自分に最適なのはどれか吟味する必要があります。

3,契約したい電力会社に申し込みをする

契約したい電力会社が決まったら、電力会社に申し込みをしましょう。電力会社に伴う電力会社の変更では、工事が必要です。しかし、工事と言っても大掛かりなものではありません。スマートメーターと呼ばれる高機能な電気メーターを設置するだけです。

プロバイダの変更と似ている電力自由化

電力自由化で電力会社を乗り換えることは、インターネットプロバイダとの契約と似ています。インターネットプロバイダを契約する時も、工事が必要です。アパートやインターネットを契約する際、大家さんや管理会社、管理人さんに許可を取った方も多いかと思われます。しかし、電力自由化に伴う工事の場合、スマートメーターを取り付けるだけなので、特別な許可は基本的に必要ありません。なぜなら、建物自体は大家さんの所有物ですが、電気メーターは電力会社のものだからです。

現在契約中の電力会社への連絡は不要

引っ越しを経験している方ならおわかりかと思いますが、電気を契約するために、電力会社と契約をしましたよね。また、先ほどのインターネットプロバイダとの契約も、まずは現在使用中のプロバイダに連絡する必要があります。しかし、電力自由化では現在契約中の電力会社に、解約のための連絡をする必要はありません。安心してスマートメーター取り付け工事を待ちましょう。

最後に

アパート住民が電力自由化で新しく電力会社と契約する場合、トラブル無くスムーズに変更するため、まずは管理組合に「電力会社を変更できるかどうか」を問い合わせて確認する手順が必要です。特に、家に電気メーターがついていない場合や契約名義人が自分の名前になっていない場合は注意が必要です。電力自由化では、単に電力だけでなく、トータルの生活費を大幅に節約することが可能です。

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ジャンヌ
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エコじゃないものと闘う、地球に優しい女性ライター

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