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電力自由化スタートでオール電化の家庭もお得になる?
今年の4月1日から、高圧電力だけでなく一般の各家庭における電力自由化がスタートしました。
電力自由化に合わせて、さまざまな企業が電力業界に参入してきています。
その数は100社以上にものぼるのだとか。
このような中で、電力会社を変えて節約できた!という方や、友人の家庭も電力会社を変えたみたいだし、うちも変えようか検討しているところという方も多いのではないでしょうか。
一般的には電力自由化によって、電力会社を変更すると節約できるといったイメージが強いかと思います。
しかし、ある家庭では、電力会社を変更するとかえって損をしてしまうとも言われているのです。
それはどういう家庭かというと、オール電化の家庭です。
これはどういうことなのかをオール電化の特徴もふまえてみていきましょう。
オール電化を導入することによるメリットは?
現在では全戸数全体の10%ほどになったと言われています。
ガスを用いないため、調理のときに火は使いません。
これにより火災になる恐れもないため、安全と考えられています。
ガス代もかからないことから、光熱費の節約になるとも言われています。
友人の家などでキッチンが平らになっているIH調理器をみたことがある方も多いのではないでしょうか。
そのような家庭はオール電化をおこなっている可能性があります。
IH調理器は平らで掃除がしやすいのが特徴。
そのため、奥さんから提案を受けて、オール電化住宅にする家庭もあるそうです。
また、節約に関してですが、電気料金が安い夜間帯にお湯をわかし、蓄熱するため、より光熱費を安くすることができると言われています。
ここまでオール電化のメリットとして
・ガス代を払わなくていい
・火を使わないため、火災の恐れが無い
・夜間帯の電気料金でお湯をわかすため光熱費の節約になる
と挙げました。
そのほかには
・キッチン周りの掃除が楽
・災害時に貯めていたお湯を使うことができる
などがメリットとして考えられています。
オール電化のデメリットは?
まず言われているのが「昼間の電気料金が高くなること」です。
え、さっき光熱費が節約できるって言ってなかったっけ?とさっきと違う意見に戸惑った方もいるかもしれません。
オール電化の住宅は、電力会社と夜間帯の電気料金が安いプランで契約していることが多いのも特徴の一つ。
そしてそのようなプランは、夜間は安い代わりに昼間の電気料金が割高に設定されていることが多いのです。
昼間は仕事や学校などで家に人がいない、という家庭はオール電化によって節約効果が期待できます。
しかし日中に電力を使うことも多いのであれば、もしかしたら一般的な契約をしている家庭よりも電気料金が高くなってしまう場合もあるので、注意が必要です。
そのほかのデメリットとしては、停電したら何もできないことが挙げられます。
火災の恐れはなくなるものの、地震や台風で停電してしまうとほとんどの機器が使えなくなってしまうのです。
また、上記以外にもIH専用のキッチン道具を揃えなければいけない、というデメリットもあります。
火を使わないため、土鍋やアルミ鍋は使えません。
そのため、IH対応のフライパンや鍋を新たに買う必要があります。
オール電化の住宅は電力自由化で損をする?
先ほどデメリットの欄でも書きましたが、夜間帯の電気料金が安いプランを契約していることがほとんどです。
電力自由化が始まりましたが、オール電化向けの電力プランはまだ少ないのが現状です。
料金シミュレーターなどを通して、これなら電力会社を変更した方が節約できる!と感じた場合は、他の電力会社が提供しているプランに変更することをオススメします。
しかし、そうしたプランは地域限定のものもあるので、お住まいの地域によってはぴったりなプランが無いという方も多いでしょう。
かといって、オール電化住宅の家庭が、無理に通常プランで契約してしまうと、毎月数千円ほど電気料金が高くなってしまう恐れがあります。
そのため電力自由化でも損をすると言われているのです。
ただし、電力自由化が始まってまだ1年も経っていません。
そのため、今後オール電化住宅向けに新たなプランが提案されていくということも十分に考えられます。
そこでオール電化住宅に住んでいる方は、現在は様子見をして、オール電化向けのプランが出るのを待っていた方がお得と言えそうです。
おわりに
そんななか無理に電力会社やプランを変更してしまうと、毎月数千円ほど電気料金が高くなってしまう恐れがあります。
そのため、オール電化に住んでいるのであれば、現在は電力会社の変更をせず、オール電化向けのプランが出てくるまで待った方が良いでしょう。